141話 ページ43
そして、日向くんが影山くんと速攻を使う事を読んでいたかのように日向くんのスパイクは金田一くんのブロックに捕まり、烏野側に落ちたボールは誰も取れなかった
そして、烏野高校 31-33 青葉城西高校となり勝ったのは青葉城西だった
影山くんと日向くんの速攻が決まると思ったスパイクは金田一くんにとめられてしまった
"止められてしまった"という絶望さと悔しさはスパイカーから側からしたら相当なストレス
今まで決められていたスパイクが、目の前に立ちはだかる大きな大きな壁があった時人はきっと逃げも隠れもしないで真っ向勝負してくる
及川さんと影山くんは中学からの知り合いというのもあってなのか、及川さんは皆に「飛雄はチビちゃんとの速攻をやるよ」と皆に呼び掛けていた
私も見てて思った…最後は日向くんと影山くんの変人速攻で決められたらきっと最高なんじゃないかなって思った
"その先にあるのは絶望だけ"
烏野の一番の武器が最後の最後に止められてしまったという絶望はきっと苦しいと思う
多分この及川さんが言ったあの言葉の意味はこういう事だったんじゃないかなって私は思った
そして、次の試合相手は泉石高校で、勝ったのは青葉城西高校だった
〜3日目〜
3日目はあの、白鳥沢高校との試合だった
決勝の時に及川さんは「絶対に牛若倒す」と意気込んでいたが、23-25で白鳥沢のストレート勝ちだった
〜帰り道〜
あ「あの、及川さんっ」
帰り道を歩いていた時及川さんの顔がとても強ばっていていつもより少し暗かったので遠慮気味に声を掛けた
及「ごめん…負けちゃった」
俯きながら歩く及川さんの目に少しだけ涙が溜まっていた
あ「…っ」
及「Aちゃんの期待に俺、応えられなかった」
あ「そんな事ないです!」
及「かっこ悪過ぎだよね俺…あんなに勝つからとか言っといて負けるなんて」
あ「つ、及川さんはかっこ悪くなんてないです!」
1人で帰るつもりだったんだけど及川さんが「送る」と言ってくれたので一緒に帰ることにした
こんな時、なんて声をかけていいか分からない私はどの言葉をかけるのかが正解なのか分からなかったけど
これならきっと言える
私はマネージャーだけど、及川さん達の近くにいるんだ
支えたい、皆を
あ「及川さん達を1番に応援するのは私です、マネージャーだからとかじゃなく、私が皆を支えたいんです!」
及「っ!」
あ「だから、次は勝ちましょう!」
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね!応援ありがとうございます! (2022年8月11日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね!”応援しています! (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年5月14日 21時