99話 ページ1
及「え?」
突然俺に謝るAちゃんに俺は目を丸くした
あ「あの時、及川さんの事突き飛ばしてしまってほんとにごめんなさい」
及「あー…うん、全然へー気だよ?」
全然へー気と言った割には俺今めちゃくちゃ凹んでんのは何でかな…
あの時と言われなんの事だか思い出し少し落ち込んでしまった
あ「私っ、その、意識してたっていうか、してなかったというかその、えっと、」
どんどん顔が赤くなってくるAちゃんを見て俺はちょっとだけいじわるしたくなってしまった
及「えーっと、つまり…俺を突き飛ばしたのは俺を男として意識してたって事?」
あ「え、あ、いや、そのっ」
及「Aちゃん顔真っ赤だよ」
「可愛い」と言った俺はAちゃんのほっぺに手を添えた
あ「っ、か、からかってるんですか?」
及「そんな訳ないじゃん、俺はいつも本気だよ?」
あ「っ」
更に顔を赤くしたAちゃんが可愛すぎて俺はAちゃんの前で膝まづいた俺は、Aちゃんの可愛い小さな手を取り、手の甲にそっとキスを落とした
あ「な、何してるんですかっ」
及「Aちゃんの可愛さに負けちゃった」
あ「え…?」
及「ねぇ、Aちゃん」
あ「…はい」
及「俺、Aちゃんの事好き」
Aちゃんが俺を突き飛ばした理由が、俺の事嫌いじゃないということが分かった俺は何故か今なら何にでも言えそうな気がした。
その場の雰囲気がそうさせてしまい俺はずっと伝えたかった"好き"という言葉を伝えてしまった
私side
好きな相手に好きと言われて舞い上がらない人は居ないと思う。
私もそうだったから。
どう返していいなわからなくてずっと黙っていると及川さんが私を見てこう言った
及「あ、変なこと言ってごめん」
あ「い、いえ」
及「返事は今すぐには返さないで」
「決まるまで俺、待つから」と悲しそうに笑う及川さんに今すぐにでも、私も好きですなんて言えればいいのに。
もうこんな臆病な自分を捨ててしまいたいと思った…
中学の事をいつまでも引きずっていたら何も変わることなんてできない。一生前に進めなくなってしまうそんな自分はもう嫌だ。だから、
だから、
だからせめてもの、ちゃんと及川さんの事を好きになった上で及川さんに"私も及川さんが好きです"って言えるように努力したい
あ「私の答えが出るまで待ってて、くれますか?」
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね!応援ありがとうございます! (2022年8月11日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね!”応援しています! (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年5月14日 21時