57話 ページ8
あのまま走って帰って、即お風呂に入り、そのまま眠りについた私は、土曜日の夜中まで寝ていたらしい。
あ「…」
家の中には私しか居ないはずなのに、リビングからガタガタと物音がする
あ「鍵閉めたよね…?」
寝起きでまだ眠い私は覚醒していないままリビングへと向かった
リビングに入るとそこには、棚に頭を突っ込んでいる私の母親が帰ってきたらしい…
あ「え、え?何してんの」
私の声にビックリしたのか、顔を私の方に素早く向けた
母「うわっ?!って、なんだ、Aちゃんか〜」
驚かさないでよ〜なんて、ほっと胸を撫で下ろす私のお母さん
びっくりしたの私の方なんだか…棚に頭突っ込む人初めて見たかも。
あ「帰ってくるの来月じゃなかったの?」
私の母は、雑誌の編集長をやっていて、各国に飛び回っている。今回はイギリスに行っていたらしい。何故イギリスなのかは分からないが母いわく、「イギリスはチョコが有名な所でしょ?」と、相変わらず行く国が大雑把な理由である。
母「明日、鉄郎くん来るんでしょ?」
あ「え、なんで知ってんの」
母「ママ友ってやつよ」
母がドヤ顔でスマホを見せてくる
あ「鉄くんのお母さんに聞いたんだ…」
母のLINEには、鉄くんのお母さんとのやり取りを見せられた
母「私も会いたくて帰ってきちゃった!」
あ「そんな理由で帰ってきて平気だったの?」
母「うちのモデルの女の子が風邪ひいて、寝込んでるから撮影が急遽中止になっちゃったのよ〜」
あ「そうなんだ」
母「鉄郎くんあれから結構経ってるし、今絶対イケメンよね〜!」
うちの母親は無類のイケメン好きである。
あ「じゃ、私寝るね」
母「久しぶりのお母さんとの再会なのにぎゅーとかしなくていいの?」
あ「…」
目の前で両腕広げて待っているお母さんは、まだまだ元気だなと思った私
母「ほら、早く!」
笑顔で待ち構えるそんなお母さんに不思議と素直になってしまい今まで会えなかった分をぶつけるように抱きついた
あ「おかえりっ」
母「うん、ただいま」
お母さんの背中に腕を回してお母さんの胸の中で泣いてしまった
母「ごめんね、あんまり家に帰ってあげられなくて」
あ「大丈夫だよ」
母「髪色戻したのね」
あ「うん」
母「お母さん、今月は家に居られそうだからお母さんに甘えていいのよ?」
あ「…」
お母さんの腕の中で安心してしまったのか、眠りについてしまった私をお母さんは私の頭を撫でてくれていた
350人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - 琴音さん» わぁぁああ!とても嬉しいお言葉ありがとうございます🥹期待に応えられるよう頑張りますので今後もよろしくお願い致します!! (2022年10月30日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - このお話大好きすぎて他の小説見ていても気付いたらこの小説になっているほど大好きな話です!6の更新応援してます‼️‼️お仕事頑張って下さい。息抜きも大切ですよ! (2022年10月30日 12時) (レス) id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» そんなに見て頂いてるんですね!嬉しいです!土日に更新できるかと思いますので楽しみにしていてください! (2022年4月22日 8時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ネイト(プロフ) - ももさん» もも様!こちらこそ返信頂いて嬉しいです!もう繰り返し3周くらい読んでいますが←、本当に面白いですね!忙しい中だとは思いますが続き待っていますね!😊 (2022年4月20日 22時) (レス) id: 35e0137ada (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!!!今後も頑張りますのでよろしくお願い致します! (2022年4月20日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もも | 作成日時:2022年3月6日 21時