38話 ページ39
れいか「おい、黙ってないで何とか言えよ!」
私に向かって怒鳴るれいかに頭を挙げることができずにいた私を見た及川さんが私の隣に座ってぎゅっと抱きしめてくれた
あ「えっ」
及川さんのあの甘くて爽やかな匂いに包まれた私はれいかに私の顔を見させないように及川さんが私の顔を埋めてくれた
及「大丈夫だよ、及川さんが居るから安心していいよ」
優しく、私を安心させる様な声色で私にだけ見えるように微笑んだ後、れいかちゃんを思いっきり睨みつけた
及「君がどこの誰かは知らないけど、Aちゃんを傷付けるなら及川さんが黙ってないから覚えとけよ」
あの時みたいに花菜に邪魔するなとでも言うように、冷徹な声と冷たい瞳でれいかちゃんにそう言い放つ及川さんは少し怖かったから、無意識に及川さんの背中に手を回してしまいぎゅっと及川さんを抱きしめたまま震えていた
れいか「っ、」
及「今すぐここから消えろ」
及川さんの怒りは抑えきれず、今にでも刃が飛びそうな勢いだったので、岩泉が止めに入った
岩「及川、落ち着け」
岩泉さんの声に正気を取り戻した及川さんは、私の方を見たあと頭を優しく撫でた
あ「…」
このまま及川さんに助けて貰ってばかりではいけないと思った私は及川さんの腕から抜けてれいかちゃんの目の前まで歩きこう言い放った…あれ、なんかデジャブな気が…
れいか「な、なんだよっ」
私は深呼吸をして、決意したようにれいかちゃんに言い聞かせた
あ「私は中学の自分を捨てる為に今の自分を選んだの」
れいか「あ?だからなんだよ」
あ「中学の時、色々あったけどそれでもバレーを一緒にやってたのが本当に楽しかった」
れいか「…」
あ「私はあの時自分自身に諦めかけた。もう自分に自信が持てなくなってしまったから」
れいか「…」
あ「れいかちゃんが修斗と一緒にいたのを見て私は過呼吸になって、病院に運ばれたの」
花菜がそばに居てくれてからしなずにすんだけど、と言うと、それを聞いた及川さん達がザワつく
あ「修斗は私の事なんか好きじゃなかった…修斗は女の子なら誰でもいい。そう思った…だから、私は少しでも修斗の近くにいたれいかちゃんが羨ましいって思ったの」
れいか「はぁ?私に散々酷いこと言われといて今更何言う気?」
あ「修斗の彼女が今もれいかちゃんと続いていて良かった…それだけ伝えたかった」
れいか「…っ、ばっかじゃないの?!あ、あんたより私の方がっ、可愛いんだからっ」
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もも(プロフ) - はなさん» 教えていただきありがとうございます!!!今外しました!!ありがとうございます! (2022年1月11日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……! 消さないと違反になっちゃいます💦 (2022年1月11日 18時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - RIOさん» ご感想下さり、ありがとうございます!ハイキューキャラは皆かっこいいですよね(*^^*)今後は、及川さんとの出会いで夢主様が変わっていきますので最後まで見て下さると嬉しいです!よろしくお願いいたします! (2022年1月11日 14時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - めっちゃ面白いです!この作品!やっぱりステーキ及川さん好きやわ…とか思いながら読んでたんですけど、結局は全キャラ好きです(え)あと、二人の友情というかなんというか…めっちゃカッコいいなって思いました。応援してます! (2022年1月10日 23時) (レス) @page9 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年1月9日 16時