俺に落ちるまで 【及川 徹】

28話 ページ29

嬉しそうにそう言うあいつに俺は、こんなにも俺達のためにって感動した。



私side

今日及川さんが居ない理由もわかって、更に及川さん不在の中この状態から烏野と練習試合をする青葉城西の戦い方を見たいと思ってしまった。
及川さんの強烈なサーブはいつも練習で見ていたから青葉城西=及川さんってイメージが皆強いと思うけど、今日及川さん以外の皆の戦っている所を間近で見たいと強く思った私はうきうきしながら今日1日だけお手伝いをさせてもらう事になった。
もうこの際制服着たままだろうが何でも良くなった私であった



あ｢あの、烏野のマネージャーさんですか？｣


眼鏡をかけた黒髪のとても綺麗な顔立ちの女の人にそう声を掛けた

やばい…私こんな人の隣立ったら私はミジンコかなんかにでも見えてしまいそうで怖い…


？｢もしかして、貴方も青城のマネージャーさん？｣

あ｢えっと…まだマネージャーではないのですがお手伝いをさせてもらう事になった者です｣

？｢そう…私は清水潔子。貴方は？｣

名前を聞くと清水潔子さんと言うらしい。
立ち振る舞いからして、3年生かな？なんて思った


あ｢あ、私は、望月Aです。今日だけですがよろしくお願いいたします｣

ぺことお辞儀をすると、ふふっと綺麗に笑った清水さんに少しだけ見惚れてしまった。


清｢そんなにかしこまらないで。こちらこそよろしくね｣

あ｢は、はい｣


そして私達は話しながらドリンク作りをしに行った。
話しながら清水さんとドリンクを作るのはとても楽しかった。好きな食べ物とか週末はどこにお出かけをするのかなどたくさん話した。

体育館へ戻るともう既に烏野の人が集まっていてそな中に見覚えのある人がいたので話しかけに行った



あ｢もしかして影山くん？｣

オレンジ君の隣にいる背が高い黒髪の男の子は私に名前を呼ばれ振り返るとビックリしていた


影｢あ…Aさん、ちわっす…高校、青城だったんすね｣

あ｢え…前に言わなかったっけ｣

私と影山君は家がご近所で帰り道に会ったりしていた…でも最近はあまり会わなくなってしまった


影｢え…そうでしたっけ｣

あ｢そうだよ…影山くん言ってたじゃん…その制服青城ですよねって｣


日｢お前自分で聞いといて忘れるとかひでぇ奴だな｣

影山くんの隣にいたオレンジ君がひょこっと顔を出す

影｢あ？！うっせぇ！日向ボケ！忘れてねぇよ！｣

日｢絶対今思い出しだたろ影山くん｣



あ｢えっと、日向くん？で、いいのかな｣

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