俺に落ちるまで 【及川 徹】

5話 ページ6

次の日

今日は朝早く起きて、お弁当作って朝ごはんも食べて準備を済まして今は余った時間でテレビを見ていた


あ｢まだ、8時か｣

私は家から歩いて10分程で着いてしまう為、遅く起きても大体は間に合ってしまう


テレビを見ているとあっという間で気が付けばあっという間に8時40分を指していた


あ｢あ、やばい｣

ソファから勢いよく立ち上がり玄関まで走る


あ｢よし、今日も地味でブサイクな私！｣

玄関の横にある鏡を見て格好を見る

あ｢あ、マスク忘れてた｣


マスクを付けて扉を開けるとそこには親友の花菜が待っていた


花｢おはよー｣

あ｢今日は髪の毛おろしてるんだね｣

花｢そう！彼氏見つけるため！｣

あ｢何それ笑｣

2人して笑い合いながら学校へと向かう










〜学校〜



クラスに入って席に座り、携帯を開こうとすると室内がザワザワとし始めた


及｢やっほ〜及川さんだよ〜｣

2年5組のクラスにやって来たのは3年生のバレー部の主将の、あの、及川さんだった


女1｢きゃあー！！！及川さん！！｣

女2｢かっこいい！｣

女3｢彼女いますか？！｣


朝から女の子達に囲まれているいる及川さんを気にせず、私は隣に座る矢巾くんとのお話に夢中だったから、まさか及川さんが私の横にやって来てるなんて思いもしなかった…


矢｢でさ、昨日家帰ったらさ……え？！｣

さっきまで楽しそうに話していた矢巾くんが誰かを見て驚いていた

矢｢ちょ、及川さんなんでここに居るんですか…｣

私からその及川さんという人の顔を見る矢巾くんに釣られて私も及川さんを見た


及｢別に俺がここにいてもいいでしょ！｣

矢｢及川さん、3年ですよね…クラス間違えたんですか？｣

及｢もー、違うよ！この及川さんが自分のクラスを間違えるわけないでしょ｣

矢｢じゃあ何しに来たんですか｣

面倒くさそうに聞き返す矢巾くん


及｢決まってるじゃん！マネージャーのスカウトしに来たの！｣

そう言って私を見る及川さんに私は理解が追いつかない


矢｢マネージャーって、まさか…望月を？｣

花｢だめ！絶対にダメ！Aをあんな狼共の所なんかに行かせてたまるか！｣

及｢あ！君、昨日怒鳴り散らしてた女の子！…それより、君、望月Aちゃんって言うんだね｣

私を見つめながら優しく微笑む及川さんに私は固まっていた


及｢ねぇ、マネージャーやってくれない？｣


あ｢え？！｣

花｢はぁ？！｣

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