2話 ページ3
花｢やったあ！！また同じクラスだね！｣
私と同じクラスなのがとても嬉しかったのか私に抱きついてきた。
あ｢う、うん、あの、苦しいです｣
花｢あ、ごめん｣
あ｢大丈夫｣
そう言って軽く笑ってみると、花菜は少し悲しい顔をした。多分、私が前みたいに笑えてない事をずっと気にしている。それは自分自身分かっている
でも、笑おうとすると顔が引き攣ってしまってうまく笑うことができなくなってしまった。
私、どうやって笑ってたっけ…
私が笑う度に花菜が悲しき顔をするのはもう見たくない
花｢少しずつでいいからね！無理はしないで！大丈夫だから！｣
私が思っていたことを分かっていたかのように花菜に気を遣わせてしまった。
あ｢うん、ごめんね｣
花｢もー、そんな顔しないで！｣
ほら、教室行こいこ！と私の手を掴んで歩く花菜のその姿に私は毎度助けられてもらってばかりだなと感じていた…
花｢もうグループとかできてる、はや｣
花菜がガラッと教室のドアを開けて私達の席まで歩いていく
あ｢あれ、矢巾くん？｣
去年同じクラスだった矢巾くんがクラスにいた
矢｢望月じゃん…今年も同じだな！よろしく｣
矢巾くんは、去年から私にずっと優しくしてくれているとてもいい人。今年も矢巾くんが同じクラスで良かったと安心していると隣にいた花菜から声を掛けられた
花｢え、誰？めっちゃ可愛いこの子｣
花菜がずいっと矢巾くんの顔に近づきまじまじと見ている
あ｢ご、ごめんね、花菜は可愛い男の子が好きなの｣
矢｢お、おう…｣
花｢ちょっと、A！こんな可愛い男の子がこの学校にいたなんて！！あの、及川さんより私は断然矢巾君です！！｣
矢巾君の手を持って花菜は目をキラキラとさせている。矢巾君はと言うと戸惑いつつ何故か受け止めてくれている
ほんと矢巾くん、良い人だなぁ…
すると、矢巾くんからコソッと話しかけられた
矢｢もしかしてお前の言う親友ってこいつか？｣
矢巾君には、親友の花菜の事を話していた。去年花菜とはクラスが離れていた為、あまり会う機会がなかったのだ。
あ｢うん｣
矢｢キャラぶっ飛んでんな笑｣
まだ矢巾を見て拝んでいる花菜を無視しながら私達だけで会話をしていた
あ｢でも、すごく助けて貰ってるんだよね｣
マスク越しから微笑むと矢巾は私にこう言った
矢｢お前、マスク取れよ…｣
あ｢え…？｣
矢｢お前が笑った顔が見てみたい｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 478人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - はなさん» 教えていただきありがとうございます！！！今外しました！！ありがとうございます！ (2022年1月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ 消さないと違反になっちゃいます💦 (2022年1月11日 18時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - RIOさん» ご感想下さり、ありがとうございます！ハイキューキャラは皆かっこいいですよね(*^^*)今後は、及川さんとの出会いで夢主様が変わっていきますので最後まで見て下さると嬉しいです！よろしくお願いいたします！ (2022年1月11日 14時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - めっちゃ面白いです！この作品！やっぱりステーキ及川さん好きやわ…とか思いながら読んでたんですけど、結局は全キャラ好きです(え)あと、二人の友情というかなんというか…めっちゃカッコいいなって思いました。応援してます！ (2022年1月10日 23時) (レス) @page9 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2022年1月9日 16時
