バレンタインデー ページ36
2月14日、それは誰しもが待ち望む日。カップルや、友達や、家族。今日はそんな日である。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あ｢どうしよ…｣
お菓子なんて作った事ない……
ガチャ
？｢よ！やってるか？｣
キッチンに入ってきたのはフランスパン頭のサッチだった。
あ｢リン姉に貰ったんだって？｣
サ｢ま、そんな所だな｣ﾆｯ
あ｢どんなの貰ったの？｣
と聞くとサッチは私に可愛くラッピングされた袋からシュークリームを見せてくれた
サ｢リンの手作りの菓子はよ、まじうめぇんだよなァ｣
目の前で食べるサッチに何故か腹が立ったA
あ｢何しに来たのこいつ ﾎﾞｿ｣
サ｢お前はあいつに作んねーの？｣
あ｢今から作ろうと思ってて、でも私お菓子作った事なくて……｣
するとサッチが言う
サ｢別にそんな凝った物じゃなくてもあいつはお前から貰えれば何でも嬉しいんじゃねぇか？｣
あ｢でも、渡すならそれぐらいの物を作りたくて…｣
サ｢作った事ねぇのか…一緒に作るか？｣
あ｢え！いいの？！｣ｷﾗ
サ｢お、おう。いいぜ｣ﾆｺ
あ｢じゃーあ、これ作りたいんだけど…｣
私がお菓子の本を見せる
サ｢へぇ、ブラウニーか。｣
サッチは冷蔵庫から板チョコを何枚か取り出しボールにヘラに砂糖や卵などをテキパキと用意した
あ｢す、すご。流石サッチ｣
サ｢ったりめぇだろ！なんてったって俺は一流のコックだぜ？｣ﾄﾞﾔ
あ｢卵割っていい？｣←聞いてない
サ｢平然と交わすなよ…おう、殻が入んないようにな｣
あ｢はーい。｣
やっぱ、本物の料理人とすればどんどん進むなぁ…
本当は一人で作る予定だったけど。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
一時間後
サ｢よし、出来たな｣
あ｢後は冷蔵庫に冷やすだけでしょ？｣
サ｢そうだな、お前は片付けでもしてくれ｣
あ｢了解！｣ﾆｯ
ガチャ
そこへ、イゾウがキッチンにやってきた
イ｢？……お前ら二人して何してんだ？｣
イゾウが覗き込む
あ｢！！あ、待って！！｣
私は今作ってる物が分からないようにイゾウを促した
イ｢サッチと二人で何してたんだよ｣
あ｢え、あ、いや、その、……｣
こんな所見られたら勘違いするよね…どうしよう←本日二回目
イ｢…｣
私が言葉に詰まっているとどこかへ行ってしまった
あ｢やばい、絶対に怒ってる｣
サ｢何か悪いことしたな、俺｣
あ｢いや、サッチは悪くない。本当は一人で作らなきゃだったのに…。ごめんね？サッチ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 44人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パンとめん(プロフ) - ゆーかさん» はい！頑張ります！ (2019年3月3日 20時) (
レス) id: a7703dbcad (このIDを非表示/違反報告)
パンとめん(プロフ) - シンアさん» ありがとうございます！とても励みになります！ (2019年3月3日 20時) (レス) id: a7703dbcad (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - 更新頑張ってえええええええ！！！ (2019年2月21日 20時) (レス) id: 85dd9f4813 (このIDを非表示/違反報告)
シンア - 楽しいです。(*⌒▽⌒*)更新楽しみにしてます(*⌒▽⌒*) (2019年2月19日 16時) (レス) id: 3e537abb72 (このIDを非表示/違反報告)
パンとめん(プロフ) - イゾウRAVUさん» 嬉しいです！！はい！頑張ります！！これからもよろしくお願いします！！ (2019年2月3日 18時) (レス) id: a7703dbcad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：パンとめん | 作成日時：2018年10月8日 17時
