ただ、救けたいだけ。8

354話 ページ26

あ｢…｣

ク｢ここの、観光は出来たのか？まぁ、出来るわけないよなー。まぁ、俺達の式はホールケーキアイランドの南のストロベリー島っていう島でやるってママが言ってたぜ。下見するか？｣



※ここからは作者考案の、オリジナルAさんも結婚式？！＆サンジ奪還！！をダブルで進めていきます！お楽しみください！！

※ストロベリー島もオリジナルです


あ｢…｣

ク｢おい｣

あ｢…｣

ク｢無視するな｣

あ｢大体、｣

ク｢何だ？｣


あ｢見ず知らずの人と結婚とか馬鹿なんじゃないの？！どんな頭してんの？あんたは、いいの？会ったこともないのに！！大体誰がこんな結婚決めたのよ、しないからね。私はあんたなんかと！絶対に！！｣ﾌｲｯ


ク｢へ〜、手配書で見るより随分と綺麗な顔してるんだな。お前｣ﾆﾔ

あ｢やめて、寄らないで。触らないで。腰持たないで｣


ク｢本当は構ってほしんじゃないのか？お前｣ﾆﾔ

あ｢イゾウっ、会いたいよっ……ﾎﾞｿｯ｣


自分にしか聞こえないように言ったつもりがすぐ隣にクラッカーが居たとは知らずに声にしてしまっていたことをこの時知らなかった



ク｢……｣

ｸﾞｲ


あ｢な、？！｣


ク｢お前は俺だけを見ればいい。｣ﾍﾟﾛ


い、今何が起きたの？わ、わ、私あいつにき、キスされたの？！え、え？！最悪！！


でも、最後の方少し寂しそうな顔してたのは気の所為かな…って、何あいつの事気にしてんの？わたし、あ〜、ナミ達さっさとサンジ奪還しなさいよ！！！





あ｢なんなの、あいつ｣




ク｢A、離れんな。｣

すぐ、手を掴みこっちと歩いていた道へと歩いていく


あ｢ねぇ｣

ク｢？｣

あ｢私に酷いこと言われてるのにそれでも手を繋ぐのは何故？｣


私はさっきまで散々クラッカーに色々言っていたのだ。それでも手を離さず隣を歩く彼に疑問を抱き聞いてみた



ク｢何故って、そりゃ惚れてる女には優しくしろって言うだろ？｣


あ｢……｣

ク｢…｣


あ｢…｣

ク｢な、なんだよ、なんか言えよ…何か俺痛いヤツみたいじゃないかよ｣

クラッカーは顔を赤く染めて恥ずかしがっている


あ｢ふふっ…なんか、可愛いなって。健気だなって思っただけ｣ﾆｺ


ク｢っ！｣


『この子だよ、あんたのお嫁さん！ママは嬉しいよ！！マンママンマ！！早くあんたの孫を見てみたいねェ！！』


あ｢クラッカー？大丈夫？｣

ク｢！あ、あぁ。お前俺の名前呼んでくれたな｣ﾆｯ

あ｢え、うん…？｣

大丈夫か？この人

355話→←353話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す