【呪術廻戦】【ヒロアカ】呪言師、潜入捜査中につき。 (ページ6)

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虎杖くんの背後からコツコツと歩いてきたのは釘崎野薔薇こと野薔薇ちゃん。私の顔を見るなりぐっと距離を詰め感激だとでも言うように手をブンブンさせられる。

腕とれる取れる！ピンチ！

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『お、かか～……』

「ちょちょちょ釘崎ストーーップ。Aショートしてるから」

「何よ虎杖、このお方の顔を知らないの？」

「いや知ってる方がおかしいだろ」

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私の表情を汲み取ってくれたのか、虎杖くんが間に入ってくれる。まじナイスです。

……それで野薔薇ちゃんは、どこから私の写真を入手したのかな？手に掲げてるそれ、どう考えても去年の私だよなぁ

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「これ、前にパンダ先輩にトランプで買った時にもらったのよ」

『……ツナ』

「へーんで??」

「アンタまだ分かんないの！？この写真をよーくみなさい！今のAさんは、黒マスクに後ろ被りでサマーキャップ被ってるから分かりにくいと思うけど……

この真っ白でツヤツヤすべすべのお肌！狗巻先輩より明るめな赤茶色のクリっとした瞳…！絹のようにキューティクルがかかった御髪！微笑んだ時に少し見えるヤンチャな八重歯！！」

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……パンダだったか。恵辺りかと思ってたけど、この写真は憂太もいた時だから凡そ2年。
真希も棘も優しいから売るわけないし、よくよく考えたらパンダしかいないね。

うん、それでもう野薔薇ちゃんは凄いね、私より私のこと分かってる。

…………今度服か何か買ってあげるかな。

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「おーめっちゃ美人」

「そうよ！！」

『おかか、すじこっ!!!』

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虎杖くんも野薔薇ちゃんも天然タラシだったか。

……1年生は3人って聞いてるから、この2人と恵か。
テンションついていけなさそうだな恵。

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「…あれ!?Aじゃねぇか！！」

『し、しゃけ～!!』

「ゲッ真希さんだ」

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この2人とどんな会話をすればいいのか分からず悶々と考えてると、にっこにこの真希の姿が。今日は一段と機嫌がいいね。

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「お前ら、訓練サボってAと呑気に談笑してたのか?」

「いや、俺は人助けのつもりデ」

「推しを眺めに来ただけです」

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推しを眺めに来ただけは笑う笑

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