可愛すぎる4 ページ4
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『ほんっと久しぶりの学校だー!!』
意気揚々と家を出て、少し歩くと色んな人に囲まれる。
「あのっ夏陽Aさんですよねっ!?ドラマ見てますっ」
『えっドラマ観てくれてるんですか??嬉しいです〜ありがとうございます!!』
「本物だ……あっ私大ファンで!!サインとかって大丈夫ですか??」
『全然大丈夫ですよ〜あ、なんなら写真撮っちゃいますか??………はいっチーズ!!』
「ありがとうございますっっ!!家宝にしますッ!!」
「あーテレビのおねーさんだ!!」
「えっ夏陽Aちゃん!?本物!?」
ひとりが集まれば目立つものでわちゃわちゃと人だかりができる。んーやっぱ変装してくるべきだったか〜!!
答えれるだけサインや握手に答えるが、もう結構時間もやばい。このまま行くと遅刻してしまう。
流石に久しぶりの学校で遅刻は嫌なので、ほんとにファンの方々には悪いが謝罪しながら全力疾走で駆け抜ける。
走っていればたとえ気づいたとしても声をかけてくる人はおらず、やっとの思いで校門へとたどり着く。
「あ、あれっ!!夏陽Aちゃんじゃない!?」
「今日登校してる〜!!制服姿めっちゃ似合ってる!!」
「やばい夏陽Aさんだぞ!?可愛すぎだろっ」
「同じ学校とか尊死しちゃうよ!?」
周りからの視線は痛いが、特に声をかけられると言ったことも無く教室へと入ることに成功。よし、任務達成だ。
クラスは1年4組。特にこれといって変わったことは無かったがほんとに久ぶりだ。クラスメイトからの視線が痛いのなんの。
入学式のときは午後から収録が入っていたため、早退したし、それからも何日か来ることはあっても早退続きだったので友達は愚か話したことのある人さえいない。
すごく泣いた。
席の方へと足を進めるが、どうやら席替えをしたらしく私の席はそこには存在しなかった。
と言ってもぐるぐる教室を回るのも不自然でしかなく、立ち尽くすしか無かった。
「あ、えっと夏陽Aさん!!席ここ!!」
声の方へと振り返ると1人の男の子が隣の席を指してくれていた。私には君が神に見えた……!!
『ありがとう……!!助かったよ〜』
そそくさと席の方へ向かい、カバンを机の脇へかけると椅子を引いて座る。男の子の方へとにこにこしながらお礼を言うが視線をそらされた。解せぬ。
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れな(プロフ) - 良ければ更新して貰えると嬉しいです!烏野との絡みいっぱいみたいし、西谷と田中と沢山絡ませてもらえると嬉しいです!完結までついていかせてください! (5月29日 10時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!!この作品大好きです!!これからも更新頑張ってください!応援してます💓 (2023年2月19日 19時) (レス) @page12 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 更新…!!待ってました!!この作品面白くてほんっと好きです♡ (2023年2月18日 22時) (レス) @page12 id: 12d19b95d0 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - すごい読みやすくて好きな作品です‼無理し過ぎず頑張って欲しいです!! (2022年10月18日 20時) (レス) @page11 id: 24bba1a895 (このIDを非表示/違反報告)
薫(プロフ) - この作品大好きです!!ゆっくりでもいいので続けて欲しいです!! (2022年10月10日 10時) (レス) @page11 id: 3c0217a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さめきょうりゅう x他1人 | 作成日時:2022年2月18日 8時