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「ねぇアンタ」
『ぅぇ!?は、はい!?』
「この世界なんて固定概念ばっかりじゃない??こんな世界崩したいと思わない??」
いきなり言われましてもって思ったのが数分前。急に後ろから現れて囁くように問いかけられるって普通にホラーだよ??
『え、私としては…固定概念とか存在しないのが幽霊の世界だと思ってて……宗教とかないし…とりあえず自由なので、幽霊になったことでそれはもう概念として残ってないので…』
「ということは、私は自由なのね??」
『も、もちろん。自由になれなかったらわ、私が何とかします』
考えた末に出たのがこれ。この人ほんと怖いな。
「そう。それなら良かったわ。ああ、私は引石健磁。マグ姉と呼んでちょうだい」
『マグ姉……私の姉になるの??』
「!?…………何もすることないし、あなたが良ければね」
幽霊のお姉ちゃんは初めてだ。おばあちゃんとお兄ちゃん、あとお母さんお父さん??と言うよりは生前子供がいたみたいだし、親戚のヒーローって感じか??よく分からない。
『よ、喜んで!!じゃあ一緒に家いく??』
「ええ、お供しますわ姫」
妹に姫って言う姉って一体…??笑
サラッと終わったけどマグ姉、固定概念嫌いなのか??というかオネエだよね笑あんま突っ込まないけどさ。
まあいいや。
__________________
『ただいマンモスイカの種〜』
「おかえりんごりらっぱんダックスフンドンキーコング〜」
「何この挨拶??」
『面白いでしょ!!私が考えたんだ〜』
視霊家、通称幽霊屋敷に帰宅すると色んな幽霊があっちこっちで色んなことをしている。
テレビ見たりお菓子食べたり……何故かこの家では、幽霊がものに触れたりものを食べたりすることが出来るからなんだけどね。
『皆しゅーごー!!今日から私のお姉ちゃんのマグ姉です』
「マグ姉よ、今日からよろしく」
あ、あのポテチ私のだ。勝手に食べたな。
「姫のお姉ちゃん??てことは〜どゆこと??」
「俺に聞くなよ!!」
「ホッホッホ、賑やかになるのぉ」
「え〜まじテンアゲじゃん爆笑てかマグ姉可愛すぎクソワロタ」
やばいカオスすぎる。いつもの事だけど今日はギャル幽霊がいるから余計カオス。
『んーま、楽しそうでしょ??』
「え、ええ。」
いや困っとるやん。
・
続く
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蒼華(プロフ) - なんかもう神ですね好きな作品です、更新頑張ってください (2022年2月13日 18時) (
レス) @page4 id: e79af67a34 (このIDを非表示/違反報告)
紺。@水分補給 - はい好き。作者様神。アイラービュー((更新頑張ってくださいませ。応援させていただきます。師匠と呼びお慕いしますね。神作品に出会えて良かったです！！！ (2022年2月13日 0時) (レス) @page4 id: 9b530e966e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さめきょうりゅう | 作成日時：2022年2月12日 18時
