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・けーすけ ページ3









『ケースケ!!』








後ろから聞こえる声に振り返ると、腕の中へ飛び込んでくる。







「Aじゃねーか!」








初めて会った時からいくつか大人びた君。


昨日も会ったけど、俺にとっては会い足りないくらいだ。







『へへっ!今から道場行くんだ!!』







ランドセルをぐるぐる振り回して、ぴょんぴょん飛び跳ねるA。



こういうところは昔っから変わっていない。







『っわ』







体制を崩し、転げそうになるところを咄嗟に捕まえる。






「っと、あっぶね〜、気をつけろよ」






『わ、ありがと!!次から気をつける』







その言葉を聞くのは何回目か、そう思いながらもこうやってお前を捕まえられるのが楽しみだったりもする。






「そういや、お前四小だよな?俺らと違うけど友達できたのか??」






マイキーだって七小。


Aも友達ぐらい簡単に作れるだろうが……



男だったら容赦しねぇ。







『あ〜うん!一人だけ』






「男か??」






『それ、マイキーにも聞かれたけど〜男の子だよ』








マイキーも聞いてんのかよ。しかも男かよ。








「どんなやつだ」







会ったらそっこー締めてやる。







『えっとね、背が高くて、タトゥー入れてて中学生みたいな子』







え、めっちゃ危険じゃね。そいつ大丈夫か?




そんな思いを浮かべつつも、学校で何事もなく過ごせているようで安心する。


友達がそんなやつ一人しかいなくて何事もないとは言えないかもしれないが。








「今度紹介してくれよ」





『いえっさー』








そんなやつ、マイキーと二人だったら何とかなんだろ。



にっとAに微笑みかけ、さらっと手を繋ぐ。







「じゃ、マイキーんとこ行くか」





『うん!新しい技見せてあげる!!』





「へーそりゃ楽しみ」







小五のまた太陽が一段と綺麗に輝く時間帯。



息が白くなる寒い冬のことだった。

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つむり - 初めまして。とても素敵な設定で読みやすい文章でした。この後がとても楽しみです!続きをいつまでも待ってるので是非またお願いします!!(三ツ谷くんと千冬くん早く出てきてくれると本当に嬉しいです) (2022年3月1日 11時) (レス) id: f0e507d6e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さめきょうりゅう | 作成日時:2021年11月28日 21時

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