9話なり。 ページ11
こんな濃い誕生日の夏から約半年。
季節はもう冬を回っていた。
ちなみにすごい寒がりなんで冬大っ嫌いです。夏生まれで良かったです。
『あーせーしゅー！！』
庵と街中に出て少し歩き、もうすぐ帰ろうかと思った時見慣れた後ろ姿が目に入る。
友人Bこと乾青宗である。
「ん？ああ、Aか。お出掛けか？」
『そーだよ！あれ？ここくんとあかねちゃんは？』
いつもは三人でいるうちの二人がいない。
まあ、そんなの後ろから見れば一発でわかったけど子供っぽく言ってみた。
「二人は図書館。俺は先に帰るんだけど、一緒に来る？」
『行くっ！！』
ごめんね、この半年間で猫かぶりしか出来なくなってしまった。
大人ってなんだろうって思うよね。(哲学)←
「お嬢様……僕は仕事があるのでこれから行けないのですが、車を呼んでおきますので吉田さんに乗せてもらって無事に！！帰ってきてくださいね」
『はーい』
「じゃあ、行こっか」
『うん！』
あと庵もこの半年間で心配性がヒートアップし、仕事も何かと増えた。
吉田さんは専属運転手になったし、父と母は海外で仕事してるから全然帰ってこなくなった。
半年間で色んなことが変わったけど、唯一変わってないことといえば、、、
・
友達が増えないッ！
人形入れて五人とかいくら二歳児でもやばいと思うんですよ。ハイ。
幼稚園行っても、生徒は勿論まさかの先生まで倒れる始末。
世の中顔が全てという意味を二歳ながらにして思い知った。
「ほら、着いたよ」
『ひさしぶりのいぬいけだッ！！』
手を繋いで歩いて貰ってたら、考えている内に意外と早く着いた。
乾家に来ることは結構あり、ボードゲームしたりプロレスごっこしたりして遊んだものだ。
いやまあ、うちの家が大きくて感覚麻痺しそうなんだけど、乾家見ると一周目の家を思い出すんだよね。二階建ての一軒家。
あ、一周目の記憶あるのに青宗と手を繋いでもなんも思わないかって？？
そんな事いちいち気にしてたら、全国の二歳児に怒られますからね(？)
ていうか、男子と女子の性別の違いを感じないというかなんというか。
とにかくスキンシップとか多くてもあんまり気にする人間じゃないんですよ。
(Let's go 乾家！！)
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あんく - 無理しすぎないでください！ (10月9日 20時) (
レス) @page17 id: 664202b07f (このIDを非表示/違反報告)
Mu(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2023年1月6日 9時) (レス) @page17 id: 6dcf905b63 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 更新楽しみにしてます完結までついていかせてください！ (2023年1月6日 5時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
ori - すごく面白かったです!!続編が早く見たくて気になります。(≧▽≦) (2022年3月5日 18時) (レス) id: aba2adeb3c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 面白かったです！これからも頑張って下さい！ (2021年10月26日 0時) (レス) @page12 id: 3f13f330b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さめきょうりゅう | 作成日時：2021年10月11日 10時
