【MHA】一枚の弱点写真 (ページ3)

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手がかり、掴めるページ3

「ったく、朝っぱらから個性を使わせるな……時間は有限。早く座れ、合理的じゃない……」

入ってきたのは、担任の相澤消太ことイレイザーヘッド。

彼は抹消という個性を持ち、対象者を見ている間個性を消すことが出来る。

ただし、異形型を除く。

ドライアイと言うのがなんとも勿体ないが、なんとも素晴らしい個性である。

シーン

息ぴったりで席に着席したA組一同はHRに入る。

着々と普通の授業が進んでいき、あっという間に昼休みに入る。

爆豪は咄嗟にスマホを取りだし、誰かから連絡が来ていないか確認する。

すると、2件の通知が来ていた。

モブ野郎1分かんないけど、あいつの家金持ちだから調べれば出てくるんじゃねぇか?

モブ野郎2個性もすげぇから活躍してっかもな笑

爆豪はイラつきながらその返信に見入る。

確かにあいつは才能、実力共に半端じゃない。

ただ認めたくはなかった。

同じ歳に生まれ幼なじみとして育った、しかも女子よりも弱いなんて。

その感情は、プライドが高いからという物にも何かあるかもしれない。

もう一人の緑谷だって気持ちは爆豪と同じ。

いつも守ってもらって、笑ってて、強くてヒーローだった。

だから、今度こそは君を守る。

奇跡みたいに個性も授かることが出来た。次は、僕が君のヒーローになる……と。

それぞれ、鬼ヶ島に感謝をしているのだ。

理由はどうであれ目的が同じ。

二人は引き続き情報収集を始めた。

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「鬼ヶ島って……あの鬼ヶ島Aさんのことですの？」

緑谷の活躍により、麗日お茶子も協力してくれている今日この頃。

麗日が女性陣に聞き回っていると、八百万百が反応を見せた。

「ええー！！知ってるん？」

こんなにも早く…そしてクラス内にいたなんて…と驚きを隠せない麗日に八百万は言葉を続ける。

「はい。鬼ヶ島家はわたくしの家よりもずっと大きいですから。お屋敷にお邪魔させてもらいましたし、仲も結構よろしいと思います。」

そうか、お嬢様だった！と苦笑いする麗日。

「じゃあじゃあ、連絡番号とか持ってるん？？」

「はい、Aさんなら持ってますわよ！」

それでいいんよ！！と感激する麗日につられて八百万も笑顔になる。

今日で大収穫だ！良かったな少年！！