私の幼馴染 【黒】

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これは、私達が中3の時の話



















｢りんちゃーん！おはよ！！｣







｢A！おはよ！｣










｢おい、俺もいるんだけど、｣













家が近所のAと目黒は一緒に来て途中で私と合流して3人で登校するのが日課になってる。といっても目黒は部活があるので朝練の無い日だけ。












｢今日体育あるんだよー、やだぁ、、｣









｢Aは運動系全般ヘタだよな笑｣









｢あー！ちょっと自分が運動神経良いからって！！｣







｢でも確かにそれは否めない｣






｢ねぇ！りんちゃんまで！！｣






もー！2人とも！！って怒ったフリをするAが可愛くてつい笑顔になる











そんなたわいも無い会話をしながら登校する時間が私は好きだったし、この時間がずっと続くって疑わなかった。
















この時までは



















｢あ！Aちゃん！おはよ〜！！｣










学校に着いて、玄関で靴を履き替えていると響く声











｢あ、瑠愛ちゃん！おはよ〜！｣











入学してから2年間3人とも同じクラスだったのに最後の年でバラけてしまって







私と目黒は同じクラス、Aだけが違うクラス









新学期の目黒の死んだような顔は未だに覚えてる



















そこで最近よくAと仲良くしてるのがこの瑠愛って子








なんだけど、















Aちゃん行こ！と半ば引っ張られるように行ってしまったAを見送り、私達も教室に向かう
















｢なんかさ、｣






｢ん、？｣






｢私、苦手なんだよね、あの子｣











｢あぁ、今の？えっと、名前分かんないけど｣










｢ほんとあんたはAしか興味ないよね｣













｢でもまぁ、俺もあんま得意な感じじゃないわ｣














｢んーなんか、あの子見てるとモヤモヤするんだよね、｣











｢それって、Aを取られて寂しいからじゃね？｣













まぁ確かに。寂しい気持ちがあるのも間違いじゃない。けど














けど、なんか



















｢嫌な予感、するんだよなぁ、、｣

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