【HQ!!】風紀委員の千代田さんと排球部の松川くん (ページ5)

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3年生になって少したった頃。

部活から帰る時に、帰り道の壁に寄りかかって

座っていた彼女。

その日は雨強いが降っていたから、

傘を指していない事の方が疑問に思った。

松川「傘は？」

貴方「…構わなくていいです。」

松川「なぁ、青城生だろ。」

貴方「え…ぁ。」

そう言うと俺の制服と顔を確認した。

松川「家、帰りなよ。風邪ひくよ。」

貴方「…帰れない。」

松川「…俺ん家くる？」

貴方「……。」

彼女の手を握って、立たせて、

ブレザーを肩にかけてあげた。

同じ傘に入って、俺の家まで行った。

その道中でやっと千代田さんだって気づいた。

松川「中入ってて、服とタオル持ってくる。」

貴方「うん…」

2階から服とタオルを取ってくる間に、

彼女の服は既に全部脱がれてて、

見ちゃいけないものかと思って、

目を伏せていた。

松川「…はい。」

貴方「親御さんは？」

松川「あー、今日はいないかなー。」

貴方「そう…」

松川「着替え終わったら呼んでくれる？」

貴方「行かないで。」

部屋を出ていこうとした時、

彼女が抱きついてきて、

貴方「…何も聞かないで、愛して。」

なんて、涙ながらに言うから、

…あとはまぁ。

てか、美人に下着姿であんなことされたら

手出さない方が失礼だろう…

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彼女は何も教えてくれなかったけど、

確かに俺を求めてくれた。

何回も続くそれで、

本当に好きになってたんだ。

だから、

櫻井「なぁ、松川！俺彼女出来たんだぜー！」

松川「おー、誰？」

櫻井「ほら、風紀委員の千代田さん！」

松川「…え？」

それを聞いた時は本当にびびったよ。

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