【HQ!!】不良少女の八神さんと排球部の花巻くん

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先生「2人とも痛そうだね。

一応処置はしたけど、無理はせずにね。」




八神さんは顔にガーゼを1つ。

俺は…もう結構凄い。

顔と腕と腹。




貴方「ありがとうございました。」


花巻「ありがとうございましたー。」




八神さんと肩をならべて歩く。




貴方「…ごめんなさい。」


花巻「何が？」


貴方「私のせいでこんな怪我…」


花巻「八神さんのせいじゃないよ。」


貴方「…ごめん。」




え〜、まだ謝るの〜。




花巻「…こんなときに言うのもあれなんだけどさ。」


貴方「？何？」


花巻「八神さんさ、俺のこと

松川「あれ？花？」


花巻「…松？」




なんてタイミングだ。

いや、親友に対してこんなこと思っちゃ駄目だけど。




松川「お前！何でそんな怪我してんだよ！？」


花巻「え？あー、いや、ちょっとな。」


松川「ちょっと？全然ちょっとじゃねぇだろ！」


貴方「…。」


松川「お前か？」


貴方「…は？」


松川「お前が原因だろ、不良。」


貴方「…。」


松川「ちょっと髪黒にして、良い子ぶれば、

許されると思ってんのか？」


花巻「おい！松いい加減にしろ！

八神さん気にしないで


貴方「…。」




なんで…そんなに悔しそうに泣くんだ…




貴方「わかった。もう関わらない。2度と。」


花巻「八神さん。」


貴方「それでいいでしょ？」


松川「…そうしろよ。」


花巻「八神さん！！」




八神さんは暗い道を走っていった。

今、見失ったら、もう…会えない気がした。




花巻「お前言い過ぎなんだよ！！」


松川「目、覚ませよ！」




全力でかけ出した。

見失わないよう、見失わないよう。




花巻「八神さん！」





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