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教室に入る足が少し軽く感じたのは、気のせいだろうか。
初めて、友達っぽい子が出来た。
あの後、ずっとふわふわしていて、授業もろくに聞けなかった。
「A、帰るよー。」
ミンギュとミンハオが迎えに来てくれた。
いつもだったらすぐに逃げるはずの足が、今日は2人の方向へ向かっていく。
『一緒に帰る。』
そう言ったら、2人とも嬉しそう。
ミンギュなんか、
「俺の希望叶った。
うわ、夢見てる気分。」
ほっぺたを抑えてニコニコしている。
「.....いたたた!」
「ほら、夢じゃないよ。」
ミンギュの左頬が赤くなっていて、
「なんでつねるんだよ。」
「夢みたいって言ってたから、現実だよーって教えてあげたんだよ。」
ミンハオがつねったみたい。
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作者名:日向羅 | 作成日時:2018年6月12日 20時