【歌い手】無気力系男子は転生したら美人な歌い手になったそうで。 (ページ7)

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連れ去り事件2 ページ7

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???｢連れていくか。｣

??｢わーかりましたー！｣

箱に入れられたまま、どこかへ連れていかれる。

何気に痛いんだけど。

しばらく地獄のような揺さぶり刑にあいながらも、

なんとか目的地？らしい場所についたようだ。

あたしにはなんの目的もないけど。

???｢起きてくださーい｣

耳元でそんな声がした。

誰だよ。

半ばキレモードでつぶっていた目を見開き、起き上がって当事者を睨みつける。

までは良かったけど。

貴｢天宮、先輩？｣

ニヤニヤと笑っていたのは天宮先輩、もとい、歌い手の天月。

そばにはモブくん。同い年の一年生がニコニコしながら立っている。

何この空気。きまず！

天｢真依ちゃーん！！！｣

そして、その空気を盛大に壊してくる天宮先輩。

貴｢あ、真依です。こんちゃ。なんでいるんすか、ここに。｣

あたしの質問に、天宮先輩はキョトンと頭に？を浮かべる。

まったく、

可愛いな()

てか、先輩なのに、何考えてるんだろ。

天｢だって真依ちゃん彼らにいっつも取られっぱなしでしょ？｣

彼らっていうのは白いバーコードとか、青いねぼすけとか、

そういうやつの事だろう。恐らく。

貴｢いや、そうでもないです。｣

あたしの返答を完全無視してトークを進める天宮せ…

もう呼び捨てでいいや

天月。

天｢だから、真依ちゃんにかまって欲しいから！
連れ去っちゃった！(*ゝω･)てへぺろ☆｣

いやいやいやいや、(*ゝω･)てへぺろ☆ですむ話じゃないって。

さすが、ナチュラルサイコパス。

貴｢んで？何が目的ですか？｣

天｢遊んで！｣

貴｢は？｣

それが果たしてどういう意味でのことかは分からないけど(意味深)

しばし天月くんとゲーム配信やらなんやらに付き合わされることになったのである。

天｢待って敵いた敵いた敵いた！！｣

貴｢案ずるな。こいつの息の根は私が止める！｣

貴｢シャー！！！！ドン勝ついただき！｣

天｢さっすが真依ちゃんだわ！｣

ガチャ！

ま｢真依！………｣

そ｢は？｣

真依を心配したふたりが駆けつけた頃には、

連れ去られたはずの真依と、

連れ去ったはずの天月が、

パソコンの前で喜び合う謎な画がとれたという。

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ふたりが遊んでいたゲームは某紫さんも遊んでいるあのサバゲーです！