ハタチのキミも ページ5
強引に連れてきてしまった。
Aを、俺の部屋に。
こんなの廉くんに、いや、キンプリにバレたら…なんてちょっとビビりつつ、
それでもこうしてAとふたりになれるなんて考えてもみなかった
だからもう頭は考えることをやめた
「抱きしめて、いいすか」
コクリと頷いたのを確認してその小さな体を抱きしめる
別に付き合ってるわけじゃない。
Aからしたら俺は恋愛対象でもなんでもなくて
世間的にはただ同じ事務所の、同僚…といいますか
だけどそんなの今はどうでもいい
ちょっとしたすれ違いで離れてしまった距離も
ちょっとだけふたりきりが気まづくなったことも
全部全部、今日のためにあったんじゃないか、？
『…ドキドキ、してるの？』
俺の胸の辺りにちょうど当たっているAの耳
「Aもしてるくせに」
『だって、髪、…似合ってる』
両想いなんじゃねーかと勘違いさせられるような、そんな感覚
遠慮がちに背中に回る腕もひさしぶりの感触で
よく見ればさらにキレイになっているA
『スーツ、シワになっちゃう、』
なんて離れようとするAをがっちり引き止めて
「そんなのいいから、今は独り占めさせて」
どうせ結ばれないことはわかってる
この感情がどれだけAにとって邪魔で、迷惑かも
どれだけ持ってはいけない感情かとゆうことも
Aは特別俺だけにこうしてくれてるんじゃないってことも
『おめでとう優斗くん』
名前を呼ばれるのもなんか久しぶりでほほがゆるむ
「Aは来年だな」
『そうだね』
なんだかよそよそしくて痒い会話も切なく感じてしまうのは
もう、そうゆうことなんでしょうか。
俺はやっぱりAが好きなんでしょうか
できればその感情、気づきたくないのですが、。
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名無し35453号(プロフ) - 面白いですね！オチなどありますか？良かったら廉くんと付き合って欲しいです。 (2020年4月25日 18時) (
レス) id: 7cae96bf4e (このIDを非表示/違反報告)
陽彩(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！質問なのですが、誰オチか決まってるのでしょうか？わたし的にはもう一度涼くんと付き合って欲しいなって思ってるのですが… (2020年2月25日 17時) (レス) id: 6ce9704134 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぴの | 作成日時：2019年12月18日 22時
