1話;事故(魔夜作) ページ4
zm side
「やべぇ遅れる…！」(※まだ5分前)
俺は、廊下を全力疾走していた。
「…わっ！」
曲がり角から向かってきた人に気付かず、ぶつかってしまう。
急に止まれなかったせいで、彼を押し倒してしまう。
「すまん、大丈夫か？今どく…わっ！」
エミさんやったわ。
立ち上がろうとしたら、俺がつけてるマントがエーミールの下敷きになってもうてて、唇が触れる。
「ほんまにすまん…！今退くわ」
エーミールの上から退く。
em「謝る必要ないですよ、全然。正直言って嬉しかったです」
「え…？」
em「あっ、そろそろ行かないと遅れちゃいそうなので行きましょうゾムさん」
「はえーもうこんな時間やんか！」
急いで教室に向かう。
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em side
私、考え事しながら歩いてたんです。
そしたら向こうから人が猛ダッシュで来て、ぶつかってしまったんですよ。
しかもぶつかった人ゾムさんやったし。
ぶつかって、押し倒されて事故とはいえ唇が触れた…思い出しただけでドキドキする…柔らかかったし…
私は熱くなった顔を冷やすように近くの水道で顔を洗った後、教室に向かった。
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mn side
今日は朝から腐が見れた…
サイコーめぅ〜！
踊り出したい。
けど踊ってる暇もないし教室行こうと思うめぅ。
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ut side
教室での事。
「大先生！今さっきエミさんとゾムが事故ってキスしてためぅ…！」
「マジか見たかったわ…」
エミさんの方をちらっと見ると、頬をほんのり紅く染めて顔を手で隠しながらちらちらゾムの方を見ていた。
あ、先生来た。授業始まるのでまた休み時間に。
休み時間は引き続き僕視点でお送りします。
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魔夜です。
入学早々の話にしようと思ったけどやっぱり入学してしばらくたったあとの話にしました。
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作者名：魔夜 x他1人 | 作成日時：2021年4月19日 19時
