優しい君に心が揺らぐ私 ページ15
.
「善逸…」
そう声を掛けた瞬間
善逸「…んがｯ」ﾊﾟﾁｯ
(は？)
突然眠りから覚めたようにキョロキョロと
周りを見渡す。そして私に目が止まると
目を見開いた。
善逸「えっええぇぇ！！？だだ大丈夫？！
その怪我痛そうｯそ、そうだ！お、鬼は？」
「何言ってるの？」
善逸が倒してくれたんじゃないって
そう言おうとすると
善逸「ももも…もしかして紫鶴が？
俺のために怪我を負ってまで倒して
くれたの？！」
そう言うと善逸は抱きつきながら
泣き出した。
善逸「ぅわぁぁあ！！ありがとぉぉお！」
「ちょ、ちょっとくっつかないで」
久しぶりに善逸に抱きつかれて顔が
赤くなってしまう。
「と、とりあえず蝶屋敷に行こう。
私も善逸も怪我してるんだし」
そう言って善逸を引き剥がすと少し
残念そうな顔をしてうん、と言った。
(どうしてそんな顔するの…まだ
善逸は私のことを思っててくれてる
んだって自惚れちゃうじゃない)
善逸の手を借りて立ち上がろうと
するけど太腿の傷が思っていたより
深くてふらついてしまう。
すると善逸は後ろを向いてしゃがんだ。
「え、何？」
善逸「お、俺がおぶっていくよ。
ここから蝶屋敷までそんな遠くない
けどその傷だと歩くの辛いでしょ？」
「うん、まぁ…でもいいの？」
善逸「大丈夫大丈夫！むしろ女の子に
触れられるから良いとかそんな下心ない
からね！！」←
(思いっきり下心丸出しな発言)
前の関係に戻ったみたいで少し
嬉しくておかしくて笑ってしまった。
「じゃあお願い」
そう言って背中に乗ると善逸は
私の足の怪我を気遣ってかあまり
揺らさずに急いでくれた。
そんな細かい気遣いに善逸の優しさを
感じて胸がきゅぅっと締め付けられた。
(こういう所は変わらないんだなぁ)
久々に感じた彼の温もりに身体を
委ねながらそう思った。
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さめしゃち?(プロフ) - あっ好きです控えめに言ってめっちゃ好きです！！結婚しましょう← (2023年5月2日 22時) (
レス) @page29 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
ﾐﾕﾓﾝ(プロフ) - すごく面白いです！！更新楽しみにしてます🤍 (2021年10月27日 12時) (レス) id: 2ad0dd50d0 (このIDを非表示/違反報告)
愛しています(プロフ) - 泣いちゃった(´；ω；｀) (2021年9月28日 18時) (レス) @page24 id: 98b7f3f08a (このIDを非表示/違反報告)
舞神楽(プロフ) - 長期でお休みしていたので終わりってことになってるっぽいですね。本当に待たせてしまって申し訳ありませんでした！これからちまちま更新続けてくのでまたよろしくお願い致します^( 'Θ' )^ (2021年9月28日 8時) (レス) id: e7a6c2be7c (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ - 師範が凄いカッコイイ……！作者様、更新頑張ってください！！ (2021年1月17日 20時) (レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞神楽 | 作成日時：2019年11月26日 2時
