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夢鬼4 ページ7

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童磨様は表情を崩さずににこにこと
笑っている。








「…」プルプル








(ずっと笑ってるから怒ってるのか
すら分からない…)







童磨「夢想姫…何を怖がってるんだい?
俺は別に怒っていないぜ」







「え…?」







てっきり怒られるものだと思っていた
ためそれを聞いて内心ほっとする。









童磨「無惨様から聞いていたからな
これは想定内だよ。それにそんなすぐに
上手くいくと思ってないからね」








「よ、良かった…」








童磨「けど部屋が血塗れだね」







「う…」







童磨「明日信者に掃除させるからさ
今日は俺の部屋にいるといいよ」









「え…童磨様のお部屋に?」









童磨「うん、俺の部屋。こっちだよ」








おいでと手を引かれながらついていく。
繋がれた手はとても冷たかった。







童磨「はい、いらっしゃい!
まぁ何もないんだけどね」








「お、お邪魔します」









童磨様のお部屋は必要最低限のものしか
置いてなくてすっきりしていた。








掛け軸には極楽と書かれていた。







(これって童磨様が書いたのかなぁ…
達筆だなぁ…)







「わっ!!」ぼふっ







そう思って部屋を歩き回っていると
つんっと躓いて転んでしまった。







躓いた先が座布団で良かった。








童磨「大丈夫かい?」







「は、はい!ちょっと躓いちゃって…
それにしてもこれふわふわで気持ちいい
ですね」







童磨「それ?クッションっていうんだよ
さっきの部屋にもあっただろう?」







「へぇぇ…!ふふっふわふわだぁぁ」








あまりの気持ちよさに思わずもう一度
飛び込んだ。







童磨「夢想姫は子供みたいだねぇ」








と言って近くに座って頭を撫でてくれた。
馬鹿にしてるような発言だったが
不思議とイラついたりはしなかった。

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月の狼 - あぁぁぁかっこよすぎかよ!~~ (2020年4月18日 18時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)
- ああああもう好きいいいい!夢食べるってばくみたいですね!面白いので小説の更新頑張ってください!応援してます!(あと童磨推しだったから発狂した) (2020年3月9日 14時) (レス) id: 277c5322fb (このIDを非表示/違反報告)
舞神楽(プロフ) - 七七四さん» えめちゃくちゃ嬉しいです!お読み下さってありがとうございます!続編出来ましたので宜しければまたお付き合いくださいませ(o´艸`) (2019年12月2日 10時) (レス) id: 23a708d4b8 (このIDを非表示/違反報告)
舞神楽(プロフ) - muitirou?さん» 童磨も好きですが猗窩座も好きなのでこういう絡み入れたかったんです(///ω///)ありがとうございます!続編出来ましたので宜しければ! (2019年12月2日 10時) (レス) id: 23a708d4b8 (このIDを非表示/違反報告)
七七四(プロフ) - 今日このお話を知って、一気に読んでしまいました。とても面白かったです。続編が出るのを心待ちにしてます。(^o^) (2019年12月1日 15時) (レス) id: 14bdff1be1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞神楽 | 作成日時:2019年11月17日 23時

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