教育係と経緯 ページ2
「…終わった…」
溜息を吐いてから大きく伸びをする。背骨がボキボキ、と凄い音で鳴る。首領に押し付けられた書類がやっと終わった。今日で二徹目だ。あの糞爺め、散々こき使いやがって。
「…鷗外君の所で寝ようかな」
ガタリ、と音を立てて椅子から立ち上がる。机の横に置いている杖に自然と手が伸びる。この一連の流れが癖になって随分経つ。
あの日、僕にとって大きな変化となった日から三年が過ぎた。長い様で短かった様なこの三年間で、僕を取り巻く環境は大きく変わっていた。
まず一つ、ポートマフィアに入った事。噂が噂を呼んで、此処の首領の耳に鷗外君の情報が入った。病を経たばかりだった首領は鷗外君を自分の専属医師に、と強請ったらしい。其れを鷗外君は条件付きで了承した。逆らうとどうなるかは明らかだったしね。
僕はその頃、やっと
そんな僕も一緒に連れて行って治療をして良いなら。其れが鷗外君の出した条件だった。
こんな訳で僕はポートマフィアなんてものに入る事になったんだ。
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ペンギン屋(プロフ) - ふみさん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2018年4月22日 21時) (レス) id: 4288ea99b0 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - とっても面白いです(^^)b頑張って下さい! (2018年4月22日 8時) (レス) id: 6ed63001fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペンギン屋 | 作成日時:2018年4月17日 23時