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転校の時間3 ページ5

SHRが終わり、私はクラスのみんなから質問攻めを受けていた。

「広津さんって殺し屋なの!?」「やっぱ1番気になるのそこだよね」「どこ住んでるの?」「好きな食べ物は?」「椚ヶ丘来る前はどこにいたの?」「プリン好き!?」「スリーサイズは!?」「おいコラ岡島!」

『えっと、同時にたくさん聞かれると困るんだけど…とりあえず聞こえたやつだけ答えてくね!
まず私が殺し屋かどうか。厳密に言えば殺し屋ではないけど、殺しの仕事はしてる。
次に、住んでる場所はヨコハマだよ。前の学校はヨコハマの公立中学。
次、好きな食べ物は皿うどん!プリンは好きだよ!
スリーサイズは…秘密!』

ガーン、という効果音が聞こえてくるほど、岡島大河くんが絶望した顔をする。そんなに知りたかったのか、スリーサイズ、、。

「ヨコハマ…って、あの犯罪都市!?」

「非合法組織がたくさんあるって聞いたことある…。」

「というかヨコハマに住んでて人を殺す仕事してるって…もしかして犯罪組織の人だったり…?」

『あー、うん。私はヨコハマの非合法組織ポートマフィアの幹部だよ。』

みんなが"ヨコハマ"という地名に反応する。どうやらここでもヨコハマは有名らしい。前任首領の悪行は東京にまで伝わっているのだろう。当たり前だ。あれだけ抗争を続ければヨコハマ以外にも名が知れ渡ってしまう。森先生が首領の座を継いだ(書類上では前任首領は病死して森先生に首領の座を渡すと遺言に残していたのだが、私は森先生が前任首領を殺して首領の座を奪ったのだと考えている。だからといって何をする訳でもないが。)おかげで抗争は終わったが、それでも、今でもポートマフィアといえば抗争の主軸という認識だ。私はポートマフィアの幹部ということを打ち明けてしまったのだが、みんな怖がらないだろうか…?

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作者名:ぎんなん | 作成日時:2024年2月22日 17時

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