7MENの紅一点、長妻ちゃん！

収録後 ページ23

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れお20時でいい?


1時間前に届いていたLINE


現在の時刻は19:30を指していた


（人1）終わった〜、先待ってるね


と返し、カーディガンを羽織った


「A〜、今日ご飯どう？」


「ごめん！明日なら行けるよ」


嶺亜くんの誘いを断り、「それじゃあお疲れ様でした！」とみんなに声をかけて一足先に楽屋を出る


(あ〜また振られた(笑))


(嶺亜さんドンマイ)


(Aながつのこと大好きだもんね〜)



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カーディガンを羽織っておいて良かったなと感じるくらいには、初夏の夜も少し肌寒い


怜央が来るまでまだあと30分もある。


目に入ったのは待ち合わせ場所から目に入る雰囲気の良いカフェ


(中で待つかなぁ)


からんからん、


「いらっしゃいませ」


レジの女性店員が愛想良く笑う


「ご注文お決まりでしょうか？」


店員に促され、美味しそうなデザートやジュースの載ったメニューを見る


「アイスコーヒーと、このショートケーキで」


「かしこまりました！」


「お席までお持ち致します」


番号の書かれた札を持って、テーブルを探す


女性二人の横、角の席が空いていた


そこに座り、スマホを取り出す



れお今向かってるよーん!


(れおがスタンプを送信しました)


ごめん！と謝る人のイラスト


（人1）ゆっくりでいいよ


と返した


携帯を置き、ふと横を見ると、
わたしを見る4つの目


「あの、ごめんなさい。Aちゃんですか？」


わたしを知っている人だった


「はい(笑)」


「ごめんなさい！7 MEN 侍のファンです(笑)」


その2人は、7 MEN 侍のファンなのだという
なんて奇跡？(笑)


「いつも応援ありがとうございます！」
「ちなみに誰のファンですか？」


「あ、わたしはAちゃんで、」


「わたしは嶺亜くんです……(笑)」


「そうなんだ！嬉しいです〜」


「突然話しかけて本当にごめんなさい！！(笑)」


「いやいや(笑)嬉しかったですよ、いつでも話しかけてくださいね(笑)」


今日は何しに来たんですか？なんて一言から他愛もない話をしてかれこれ15分経ったら


「Aちゃん、」


「「わっ」」


「怜央」


そこには、トレーにオレンジジュースと同じショートケーキを持った怜央がいた



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