Day3 ページ3
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A「ねぇーーー!!!聞こえてますかー???」
耳元が騒がしい。
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A「起きてますでしょうかーーーー????」
うるさい。眠れない。
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A「夢は、ヒツジでも出てきてるのかな??」
お前のせいで、夢すら見れねーわ。
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あの日以来ずっと、俺が起きると思ったのか懲りずに続けてくる。
かれこれ1ヶ月は続けちゃいそうな勢い。
鼓膜が破れるどころじゃない、耳のタコが悲鳴をあげそう。
眠る眠らない以前に、先生に公認されちゃってるんだから凄いよな。
圧倒的コミュニケーション能力で負けてる。
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A「数学のこいぬ先生って面白くないけどさ、
そんな下向かずに前見ようよ!!!」
"遠回しで、僕の悪口言うのだけはやめような"
って言ってるのが俺のクラス2組の担任、大犬先生。
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先生曰く
こいぬ「大きい犬と書くので、大きく育つ予定だったんです。
ですが!!小さくなりました(笑)小さい犬で小犬です!!」
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A「ねー!!いぬ!こいぬ!!起きないよ!!!」
こいぬ「こら、大事な言葉が抜けてますよー?」
"いーじゃん、友達感覚で話せてー"ってすねらせ気味に言うA。
窓側に耳を傾けていても分かるAの声は、いつでも明るくて、うっとうしいくらい。
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ほんの…ほんの少し。
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気持ち、ほんの…少しだけ興味本位で
閉じてた目を開けてみる。
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慧「えっ……」
合ってしまった。
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目が…合ってしまった。
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作者名:おはな | 作成日時:2018年7月29日 22時