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*
＿＿カランコロン
それは突然訪れた。
「いらっしゃいませ〜！！」
その音はいつもと違う幸せを運んで。
「え、」
『そんな驚かないでよ(笑)久しぶり！！』
目の前にいるのは紛れもなく有岡くんだ。
「久しぶりとか久しぶりすぎて……え！」
『あはは(笑)
……約束守れなくてごめんね。』
ぼそっと。
近くにいた私の耳に入るか入らないかの小さな声で、つぶやいた。
『急に仕事が入っちゃって、来れる時間が無くて。』
「うん。そうだったんだね。」
『それで、Aちゃんに見せたいものがあるの！！』
そう言って手首を掴まれて、店内を飛び出す。
「え、待って！私……！」
『大丈夫だから！！
ちゃんと、薮くんに伝えてるから黙って俺に着いてきて。』
………有岡くんって、こんなに男らしかったっけ。
遊園地のときとは、違うかっこよさ。
手首を掴まれているのも含めて、
幸せだなぁって。
「ふふふ(笑)」
『え、何で笑うの！？！？』
「ううん。何でもないから！(笑)」
『……いや、やっぱ笑ってるじゃん！！』
この幸せな空間で、有岡くんに伝えたらどんな反応するのかな？？
今のあなたなら受け止めてくれるよね。
「ねえ、有岡くん……
·
·
·
好きだよ」
パインジュースのように甘酸っぱい恋は
私に幸せを与えてくれました。
*
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作者名：おはな | 作成日時：2017年12月10日 12時
