陸’ ページ8
『ね、君が柚木あまねくん？』
あの日声をかけてしまった時、私の運命が狂った。
「……君は柚高Aさん……でしょ。」
あら凄い。まだ中等部に入学して一週間もしないのに。
『……よく知ってるね。』
にヘラと、笑みをこぼすと君は大人の笑顔で笑い返した。
「凄かないよ。柚高さん有名じゃん。」
そうなの？と聞き返した。
すると柚木くんは、目をぱちぱちさせた。
「有名だよ。」
何となくね。そう後付けしなければ、早く惚れていたかも知れないのに。
『ありがと。私ユタカだから、君の後ろ。』
そう言って、最初は前にいた私だけどその後後ろの席に着いた。
「……俺後ろなんか向かないよ。」
後ろなんか。
その言葉に、イラッと来た。
『ムリヤリ向かせるから。』
君は、目を見開いてそっぽ向いてしまった。
後ろから見たら、柚木くんの耳が赤くなってることに気づいた。
その時は……笑って流したけど、今になったら、ちゃんと説明して欲しかったなぁ。
あの時に戻れたら。
柚木くんにちゃんと聞いていれば。
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mahiro - 凄く面白いお話でした！アニメは１月８日の深夜ですよ！凄くおもしろかったです！(二回目) (2019年12月24日 21時) (
レス) id: ba7c98e06b (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - ありがとうございます！更新頑張ります。 (2019年1月7日 13時) (レス) id: c948146cec (このIDを非表示/違反報告)
桜餅 - スッゴく面白いです！更新待ってます！ (2019年1月6日 14時) (レス) id: e4ce0e93b1 (このIDを非表示/違反報告)
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