プロローグ ページ2
ハリーと一緒に行くことを決めた日。
私は家から追い出された
「お前はもう家族じゃない」
そんな言葉と共に
別に、悲しくなんてない
家族なんてものは、表面だけだったから
私は荷物を持ったまま、最後にやり残したことをするために歩き出した
少し歩くと、大きな御屋敷が見えてきた
ちょうどいいタイミングだ
まだ子供っぼいプラチナブロンドの君はちょうど外に出てきていた
……これで、きっと最後だ
A「ねぇ、ドラコ？そこにいるんでしょ？」
ドラコ「……A？こんな夜遅くに出歩くなんて、危ないだろ、」
A「……私、追い出されちゃった、」
ドラコ「は、？お前、これからどうするつもりだ？」
A「みんなの所に行くわ、最初からそのつもりだったから、新学期には戻らない」
ドラコ「……どうして、」
A「もう、決めたことだから、」
私がそう言うと、ドラコは悲しそうに俯いた
A「ねぇ、ドラコ、最後にキスして？」
そう言えば優しく触れるようにキスしてくれて、
ドラコ「…最後なんて言うな、」
そう言いながらドラコにぎゅっと抱きしめられて
A「う、うん、じゃあもう行くね？」
これ以上、あなたと居たら決意が揺らいでしまいそうだから
ドラコ「あぁ、」
ドラコは私に背を向けて戻っていった
その背中に杖を向ける
＿＿＿オブリビエイト
もし、私がいなくなった時に悲しまないで欲しいから
私のことを知っていたら、あの人はドラコを問いただすだろうから、
だから記憶を消すことに決めた
……たとえ、もうドラコが私を好きになってくれないかもしれなくても、
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Kitty(プロフ) - もどかしくて切なくて焦ったいけど、良いお話で気に入りました。 (2021年3月30日 20時) (
レス) id: 9cd6021468 (このIDを非表示/違反報告)
颯空(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます！そう言ってくれるとめっちゃ嬉しいです！シリアス系の話は書けるかわからないんですけど、今の作品が完結したら書こうとは思ってます (2020年4月9日 16時) (レス) id: 510205d32c (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - この話めっちゃよくて毎日読んでます笑笑またシリアス系描いてください。 (2020年4月3日 2時) (レス) id: 99961a25c6 (このIDを非表示/違反報告)
颯空(プロフ) - さよさん» コメントありがとうございます！私、ハッピーエンドも好きなんですけど暗い話とかシリアスな感じも好きなので多分また書くと思います、本当に見てくれてありがとうございます！ (2020年2月23日 21時) (レス) id: 510205d32c (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - お話】完結お疲れ様でした！すごく面白くてよかったです、またたまに暗い感じのも書いてほしいです．．．！ (2020年2月22日 0時) (レス) id: b532feda13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：颯空 | 作成日時：2020年2月10日 23時
