性別知られてないので逃げてます 【うらさか】

黒↑歴→史↓ ページ47

…うらたぬき…









ペラペラとアルバムのページをめくっていく









「何？何も面白いのないじゃん」









さ「やっぱりうらたさん、築かないんだね」









そう言うと坂田は、一番はじめのページへ戻っていく









さ「ここの列から三番目の子、誰だと思う？」









指をさされたのは、黒髪でツインテール、フワフワしたワンピース、いかにも女の子らしい







何？こういう子が坂田の趣味なの？









さ「この子の顔をよく見てみ？」









んー、……









アレ？









「なんかAに似てる」









さ「そうそう、これ実は、Aなんだよ」









「えっ、……全然違うじゃん」









ツインテールでもないし、ワンピースも着ない感じ、それになにより女の子らしくないって言うか……









じっとAを見る









A「やめろ、そんな目で見るな」









さ「で、あだ名の話なんだけど…」









ぺラッ一気に最後のページへ









さ「「学校の姫」ね？なんでこんなあだ名ついたの？」









う「それ、俺も知りたい」









気になる、









A「それは、、ただ単に モ、モテてただけで……」









グッとソファーの済へ行くA









う「んー、なるほどねー、゛モテてたんだねー゛」









全く…









少しイジろう









A「゛モテてたんだねー゛の所だけ声張るなよ！！」









さ「何回ぐらい告白されたの？」









ニヤニヤと笑う坂田









A「そんなのお前らに関係ないだろ……それに、そのあだ名は、小学生から中学生の時のだし……」









ブツブツと言い出す









Aって掘り返したら黒歴史しか無さそう









さ「じゃあ、この格好やめたのいつなの？」

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