ホントはスキなんだけど… (ページ9)

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やっぱりカッコいいページ9

そして今日は…

玉森君とのお出かけ

私は朝からお弁当作りを…と言っても
料理苦手な私はお母さんの手を借り、今できる最高のもの？を作りあげて

裕『おはよう』

玉森君と出かけた

そしていつもの……

何でだろう、緊張すると必ずと言って現れる私の体の現象…ハｧｯ…

暫くは我慢していたんだけど、もう無理！

「あのぉ玉森君…」

真っ直ぐ前を見据える綺麗な横顔が
チラッとこっちに向いて

裕『ん、どした？』

ニッコリと優しい笑顔を見せてくれながら聞いてくれるんだけど、なかなか答えられない私に、赤信号で停まると同時にこちらに体を向け

裕『なーに？ちゃんと言って…もしかして調子悪い？』

優しく心配してくれて…今更ながら言いづらく

でも我慢できず恥をしのんで

「あの…トイレ…」

裕『ん？何？』

あまりにも小さな声でモジモジしながら言ったもんだから、玉森君に伝わってなくて

「…おトイレ、行きたいﾂ…」

今度はおっきい声で、でも尻窄みに玉森君に訴えると、一瞬動きが止まっちゃって

「あ、えと…ごめんなさい…私緊張すると、そのいつも…」

申し訳なさ気に言うと
玉森君、逆に申し訳無さそうに

裕『あ、何処も寄らないで来ちゃってゴメン』

逆に謝ってくれて

「え、あの…」

裕『次のコンビニ寄ろ…俺もトイレ行きたいしね』

って笑って言ってくれたんだけど…

何だろう…景色はずっと変わらず山、山、山

何とか我慢してたんだけど
いよいよ満タンに…

「玉森君…まだかな？」

冷静に言ってるつもりなんだけど
私の顔、多分顔面蒼白？玉森君たら

裕『あ、もうすぐ…んーとあと10いや、あと5分位だから…』

必死に励ましてくれてるんだ

そんなとき

裕『あ、あった…ほら、あれコンビニだよね』

玉森君の言葉で我に返り
玉森君の指差す先に目をやると

コンビニだぁ

コンビニがあった→トイレに入れる

そう思った途端、あんなに苦しかったのにスーッと余裕ができて…

そしてコンビニの駐車場に車を滑らせ

裕『ほら、早く行っといで』

玉森君に促され先に一人店内へ

「ハｧ～間に合ったぁ」

っと、玉森君も入りたいって言ってたんだっけ

手を洗い急いで出ると
雑誌コーナーで立ち読みしている玉森君

「玉森君、先にごめんね」

そう声をかけると

裕『ん、間に合って良かったね』

笑いながら言ってくれるんだ

やっぱり優男てカッコいい