家族との時間 ページ46
『おおー、素晴らしい数字だ
やっぱり君に頼んで正解だったな』
裕『ありがとうございます。』
『じゃ引き続き北陸地区、頼んだよ』
裕『あのッ…その事について、部長にご相談が』
席を立とうとする部長を引き止め
また椅子に座り直し不思議そうに俺の顔を見てる部長に
裕『あの…今期限りで本社に戻して頂きたいのですが』
『は?立ち上げから頑張って、やっと成果が見られてるのになんで?と言うか今後も玉森君に頑張ってもらってそしてその後北陸の長にと、常務達も話しているんだが…』
裕『そんな多大な評価を頂きありがとうございます。
でも私も家庭をもちましたが今は単身赴任で…やっぱり家族は一緒にいなくては…と』
『奥さんに君の所に来てもらうことはできないのかい?』
裕『それも勿論考えましたが、彼女にも責任ある仕事があるので…自分の都合でそれを取り上げることはできなくて…
なので…』
部長は怪訝そうな顔で俺の事をじっと見てから
『出世というレールからは外れてしまうかもしれないんだぞ』
裕『それでも…家族との時間を優先させたいと思ってます』
キッパリと言い切ると
部長は『わかった』と一言言って
笑いながら部屋を出て行った…
裕『ふぅ〜』
緊張から解き放たれソファーに深く沈み
Aと過ごすこれからを考え
ニヤケてしまう
あとは突然Aの所に行って脅かしてやって
そして…
ちゃんと伝えるんだ
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作者名:yukiっち | 作成日時:2017年10月22日 1時