ホントはスキなんだけど… (ページ38)

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最近感じてた事ページ38

結局次の日もまた次の日も

玉森君はお仕事が忙しくて

「じゃあ今日午後一の新幹線で帰るね…」

納豆をかき混ぜる玉森君に言うと

混ぜる手を止める事なく

玉『やっぱり帰る…？』

「うん…」

本当は明日まで休暇とってあったから、当初はギリギリまでこっちにいて玉森君のお世話するつもりだったんだけど

玉森君忙しそうだし、ここにいても何の生産性もないかな？って思って…

玉『暫くは休日も無いくらい忙しいから、次そっち戻れるの来月になっちゃうかも…』

納豆の糸をお箸でくるくるってしながらそんな事言ってくる

「わかった」

玉森君の前に座る私に目を向ける事なく

スマホでニュースをチェックしながらご飯食べて…

私は片手間？なんて頭掠めたりして…

ずっと感じてた事なんだけど、ここへきてもっとハッキリした感じ？

私、愛されて、求められて今に至ったはずだよね？

でも今のこの状況…

釣った魚には餌やらない？

ただの性のはけ口？

朝食の後歯磨きヘアセットを済ませて
ネクタイを締める玉森君

そんな玉森君にハンカチとスマホを渡し

「行ってらっしゃい」

そう言う私の頭を引き寄せ

玉『ん、じゃ気をつけて帰って…
向こう着いたら連絡いれてね』

そう言ってキスをして

玉『いってきます』

あっさりとでかけて行った玉森君…

ハァ…

片付けしてお掃除して…帰ろ