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裕太side ページ26

裕『ンンーッ…へ?』


Aメールした後寝ちゃってた…

喉が渇いてベッドから起き上がろうとしたら、ベッドサイドにもたれ掛かって寝ている人が…

誰?つか何で家にいるの?



裕『あのー…どちら様ですか?って、中山さん?』



中『ンンッ…あ、玉森君起きてたの?』



裕『あ、うん…てか、何でここに中山さんが?』



だってそうだろ?ここ俺ん家だよな?
不思議に思って彼女の答えを待ってると



中『えー忘れちゃったの?』



なんて笑いながら言ってくるんだ…


て彼女の話によると

仕事帰り心配で来てみると、朦朧とした俺が玄関開けて抱きついてきて『腹減ったぁ…』って言ったとか…


全く覚えがないんだけど…

だから俺ん家の鍵もって買い物してきて、飯作ってくれて…で、ここで寝ちゃうか?


中『お粥作ってあるよ…それとスポドリとお薬とのど飴と…あと』



裕『あーえと、ありがとう…で何だかごめんね、付き添いまでしてもらっちゃって…

もうこんな時間だしバスとかもないよね?タクシー代払うから…』



中『え、良いよ…ここからだとかなりの額になるし…もうすぐ明けるだろうからそれから帰るよ…』



裕『や、でも泊まってもらうわけいかないし…』



中『私は…良いよ…』



私は良いよ…って言われてもこっちが良くないわけで



裕『でも彼女でもなんでもない
女性を泊めるわけにはいかないから…』


そう言うと一瞬悲しそうな目をするんだけど、ここは俺とAの新居になるんだ

だから悲しがられても、絶対無理



ベッドを出てリビングへ向い
財布を手に



裕『これ、タクシー代と買い物代…これで足りるかな?』


振り返り手渡そうとすると



中『そんなのいらないッ…』



そう言っていきなり抱きついてくるもんだから



裕『ちょ、まってッ…て、離してッ…』



揉み合ってるところに

玄関のドアを叩く音と同時に開かれたドア



え、俊?…A?

何で二人でそこ立ってんの?

頭がまわらない…てかA泣いてる?



裕『Aッ…何で泣いてんッ…と離してッ…』



中山さんを振りほどいて玄関へ向かうと



俊『テメーッ…』


俊がいきなり掴みかかってきて
思わずよろけて廊下に倒れこむと、上から馬乗りになった俊が



俊『熱あるとかって女連れ込んでんじゃねーよッ…』


え、連れ込んでるって
俊の背中越しに見えるAの目から、みるみる涙が溢れてて



裕『や、違ッ…これは誤解だってッ…』

作者より→←薬指に光る約束の先に



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設定タグ:玉森裕太 , ノンリアル   
作品ジャンル:タレント
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作者名:yukiっち | 作成日時:2017年10月22日 1時

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