働く主婦 ページ24
レジ清算や店内の片付けして
お店さんに挨拶して
ミ『A先輩お疲れ様でした!
また来週お願いします』
「うん、お疲れ。次独り立ちできるか試験だからしっかりね」
ミ『はー、田中先生ってなんか怖いッ…試験もA先輩じゃダメなんですかぁ』
こんなこと先輩の前で言えちゃうって、やっぱり今時の子なんだよね…っておばさんかッ…なんて一人突っこみなんかして
「そんなこと言わないの
田中先生は厳しいけど、面倒見も良いんだよ」
なんて先輩面してミホちゃんと別れて東京駅へと向かった
東京駅を20時過ぎの北陸新幹線で出て
着いたのは深夜
寒ッ…東京は夜でもまだ蒸し暑いけど、こっちにくると夜はひんやりしてる…
駅を出てタクシーで5分程の所にある少し古めのマンション
会社からは新築のアパートを用意されたらしいんだけど、私との暮らしを見据えて、アクセスが良くて居住空間の広い所を探してくれたんだって
ンフフッ…やっぱり私、玉森君に大切にされてるんだよね
なんてニヤニヤしてたらあっという間にマンションに着いちゃって
タクシー代を払いエントランスに向かいエレベーターホールへ
ソコにはビジネススーツに身を包んだ綺麗な女性が…
スーパーの袋をぶら下げて立っていても凛としてて
働く主婦なのかな?なんて妄想しつつ、お互い目が合い会釈
エレベーターに乗り込むと、その人は3階を押して
『何階ですか?』
と聞いてくれる
でも偶然にも同じ階
「あ、私も3階です」
玉森君家と同じ階の人なんだ…てことは私がここに住んだらご近所さんになるのね…
なんて全く見えない未来の妄想なんかして…
3階に着くとその人開くボタンを押しててくれ
『どうぞ』って先に降りるよう促してくれ「ありがとうございます」って先に降りるとバックの中で震え出すスマホ
画面を見ると玉森君からで
『ヤベー熱下がんない…でも腹は減るし…だからって用意すんのめんどい…Aー
た、す、け、てー…』
フフフッ…何これ
突然行ったら玉森君驚くかな?
驚いてる玉森君に玉子粥作ってあげよう
なんて考えつつスマホをバックにしまい玉森君家へ向かおうと顔を上げると
「え、嘘でしょう…」
さっきの働く主婦?が玉森君家の鍵開けて…そしてドアを開けて中へ…
「何 これ…」
浮気?え、そんな…
だって毎日Aに会いたいとか、早く抱きたいとか
もうすぐ玉森Aんなるねとか…
あれ全部嘘だったの?
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作者名:yukiっち | 作成日時:2017年10月22日 1時