俺今凄く幸せかも ページ18
「ｯ…ﾊｧ、た まもりくんｯ…もぅｯ…ムリｯ…」
さっきから何度となく私の中を支配してくる玉森君…
今日の玉森君、なんかいつもと違う
裕『ｯ…玉森君じゃねーだろｯ…ﾊｧ
ゆうたｯ…』
玉森君は玉森君だよ…今更裕太とか言えない
逃れようと這いつくばっても
後から覆い被さりながら
裕『俊太のことは俊ちゃん呼びしといて、俺のことは呼べないんだ』
「……」
だって俊ちゃんは最初から俊ちゃんで、そう呼んでって言われたし…
やっと解放してくれた玉森君が、いつものように煙草を吸いながら
裕『俊はさ…』
ボソリボソリ喋りはじまって
裕『生まれたときから俺の一歩も二歩も前走ってんだよな…
顔こそ全く同じだけど性格も自由奔放、頭だって勉強全くしなくても常にトップ
足も速くて運動会や部活の花形選手…
そんな俊とずっとくらべられていた…
双子なのにねってさ…
初めて付き合った子も俊を紹介した途端、俊にいっちゃって
だからAと俊を会わせたくなかったんだ…』
エリート街道まっしぐらで何でもで難なくこなしているイメージの玉森君がそんなこと考えてたなんて
そんな玉森君が愛おしくて、右手を伸ばし髪に触れると
ピクッて体震わせて私の顔を目を丸くして見てる…
ゆっくりと近づき
触れるだけのキスをして
「私は玉森君だけだよ…玉森君のことが好きだもん、俊ちゃんに会ったからって私の気持ちは変わらない…」
そう気持ちを伝えると
耳から首筋まで真っ赤になった玉森君が
裕『そんなん知ってるわｯ…///』
て煙草を灰皿に押し付け
でまた私を抱きしめてくれたの…
そして耳元で
裕『やっべｯ…俺今ホント幸せかも…』
「かもじゃなくて幸せ…でしょ？ﾌﾌﾌｯ…」
私も玉森君のお陰で
凄く幸せだよ
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作者名：yukiっち
| 作成日時：2017年10月22日 1時
