ホントはスキなんだけど… (ページ13)

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動いちゃダメ… ページ13

朝目覚めると
隣には玉森君の横顔…

玉森君、ずっと私の事を腕枕してくれてたんだ…

でも、腕の上に何時間も重たいもののせてて、痺れたりしないのかな？
もしかして私を起こさないように、痺れを我慢していたとか…

あれこれ考えたすえ、玉森君を起こさないように腕からそっと頭を上げると

裕『ﾝﾝﾝｯ…動いちゃダメ…』

そう言いながらもう片方の腕を私の体に巻き付けてくる

起きてる？って思ったけど
また暫くするとスースーと寝息をたてちゃってるんですけど…

良いのかなぁ？痺れない？
なんて考えながらも、目の前には玉森君の胸筋…体、鍛えてるんだよね///

って頭が変な妄想しないよう、そこから目線をズラし顔を上げると…

玉森君のスッキリとしたあご…すーっと高い鼻…

睫毛、長くてくるんてしてる…

唇…この唇で…///

ゆっくりと指でなぞると

パッと開かれた目

ハッとして手を離すんだけど、その手を掴まれて

裕『良いよ…Aからしても…』

「良いよって…な、何を？」

寝ているとばかり思っていたから、思わずテンパっちゃって、声が上擦っちゃってる

裕『ﾌﾌﾌｯ…キス、したいんでしょ？』

「しｯ…したくないよ」

全力で否定すると

『俺はしたい…』なんてお色気たっぷりに言われて、テンパる私を気にすることもなく

唇を重ねてきて、深く…どんどん深く…

裕『ヤベ、またしたくなっちゃった』

そう言ったかと思ったら、私の上に重なり、そしてまた…

朝目覚めてから何度も求めてくるもんだから、チェックアウトギリギリになっちゃって、二人慌ててそこを後にして

裕『腹へったね…何か食べに行く？』

確かにお腹はすいてるけど、私、お化粧してない。だってそんな時間もなく慌ただしく出てきちゃったから…

だから

「えと、ハンバーガーが食べたいかな？」

なんて遠慮がちに言ってみるけど、玉森君たら『ハンバーガーが食べられる店って何処だ？』何て考え出すから

「あの、違くて…///化粧してないから、車降りたくない…」

尻窄みに言うと、玉森君たら
へ？みたいな顔してるんだ

でも私も美容系のお仕事に従事している身…スッピンで外歩くとか、無理！

そしたらなんとなーく気がついてくれた玉森君は

裕『俺Aのスッピン好きかも…
なんならいつものバッチリメイクよりこっちのが好き』

そんなこと言ってくれるんだけど
今朝から気になっていたA呼び