キミダレ…Still

お前を喜ばせるモノ…◎ ページ36

『ねぇー玉ちゃん…
私と今から抜け出さない？

ﾝﾌﾌｯ…これｯ…』



裕『ん、何これ？
てか、俺には可愛い彼女いるって言ってんじゃんｯ…』



その女俺のポケットに忍ばせたモノ…



まぁ帰ったらゴミ箱に捨てようなんて思いながら、皆と別れ店を後にしAの待つマンションへ帰った…



ピンポーン♪



玄関のドアが開き

目を擦りながら




「おかえりなさい…ふぁ〜ｯ…」




あくびをするAが出迎えてれた



裕『お前まさか寝てたんじゃないだろうな？』



そう言うと
パッチリ目を開いて




「お、起きてたよｯ…」



テンション高めに言ってくる



「…て言うか、裕ちゃんこそ何処行ってたの？」



そう言いながらクンクンと俺の匂いを嗅いでくる

そして俺のポケットを
チェックすると



「…ん、何これ？」



さっきの女が入れた小びん？



裕『ん、何だこれ？』



Aったら怪訝そうな顔で俺を見てくるから




裕『…なんだよｯ…て、これ
お前へのお土産だから…』



よくわかんねーけど
酒でクラックラする口から変に口走っちゃったし…



するとAが嬉しそうに
「これなんだろう？何に使うの？」なんて聞いてくるから



裕『これか、これは…お、お前を喜ばせるモノだよｯ…』



口から出任せ言っちゃった――――――――


そう言うとAったらホント喜んじゃって



まぁ、何とかなるだろｯ…


最悪酔った振りして寝ちゃえば良い…

それしかない…→←公言してっから

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