俺の事待ってればいいんじゃんｯ… ページ11
『それでは僕達
帰らせて頂きます』
原田さんと事務所のスタッフさんらしき方々は、大きな荷物だけ配置して
早々に帰っていった＿＿＿＿＿
改めて部屋を見渡すと
「何、ここ…」
今日から住めと言われたここは
あまりにも広く
裕ちゃんのマンションと
ほぼ変わらない位の広さで
「…夢でも見てる？」
思わず頬をつねってみたら痛くて
これは夢ではなく現実と実感して…
ぐ〜ｯ…
///どんな場面でも
お腹は空くんだよね
だって先輩とご飯を食べたのが
19時
そして今は
真夜中の2時をまわったところ
「今から何か食べたら
絶対太るよね…」
一人言言ってはみたけど
それより何より
食べるものなんて何にも無い
………何でも良いけど
ここが何処かもわからないから
買い物だって行けないよ！
急に不安に苛まれ
「裕ちゃーんｯ…」
思わず裕ちゃんの名前叫んじゃった
ﾌﾞﾌﾞﾌﾞ
え、
ダイニングテーブルの上に置いたスマホが震えだし
急いで手に取り
画面をスライドさせると
『A？今下まで来たから
鍵開けといて』
「え、裕ちゃん？
え、え…今 夜中2時ｯ…」
ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ
切れちゃった
どういうこと？
なんて考えながらも
急いで玄関に行き
鍵を開けると程無く
ｶﾞﾁｬ
ドアが開くとそこに立っているのは
裕『ただいま…』
ハットを目深に被り
伊達メガネとマスクで変装している裕ちゃんが
でもどんなに変装してても
やっぱり裕ちゃんで
「裕ちゃーんｯ…」
思わず抱きつくと
私の背中に手をまわし
裕『なに？ｳﾌﾌｯ…
そんなに俺に会いたかったの』
そんなこと言いながら
裕『部屋入れて…』
あ、
裕ちゃんは私を抱きしめながら
靴を脱ぎ
裕『お、いい感じの部屋じゃん』
私を胸におさめたままリビングへ進み
裕『俺もここに引っ越そうかな』
そんなこと言ってる
て言うか
裕ちゃんの胸をグッと押し
「これどういうこと？」
原田さんに大まかには聞いたけど
それでも今のこの状況に
未だ納得が言ってなく
「Aこれから
どうなっちゃうの？」
裕ちゃんにぶつけると
裕『ん、ここで俺の事待ってればいいんじゃんｯ…』
なんてふわふわと言ってくるの
私はただ裕ちゃんを
待つだけの女になったってこと？
はぁ？何それ？
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yukiっち(プロフ) - ちゃんたまさん» コメントありがとうございます。そうなの…辛いけどその先にはきっと光がーｯ…＼(^-^)／これからもお見守り下さいm(__)m (2017年5月28日 17時) (
レス) id: aea7ca1746 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんたま(プロフ) - 更新ありがとうございます。裕太くん、主人公ちゃんそれぞれ辛いですね。早くハッピーになれると良いなー(T-T) (2017年5月28日 13時) (レス) id: 97dc92da5c (このIDを非表示/違反報告)
yukiっち(プロフ) - 和奏さん» 和奏さん、ありがとうございますm(__)mそう言って頂け力になります！裕ちゃんの主ちゃんへの想いを素敵に面白く描けたらと思っております。今後とも宜しくお願い致します(^-^) (2017年2月6日 23時) (レス) id: c1e192f1ce (このIDを非表示/違反報告)
yukiっち(プロフ) - タマンゴーさん» タマンゴーさん、そうなのです。今回は裕ちゃんのみの続編となります(^-^)/こちらもご贔屓の程宜しくお願い致します(^-^) (2017年2月6日 23時) (レス) id: c1e192f1ce (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - yukiっちさんの作品すごくハマってます！これからも頑張ってくださいね！楽しみにしてます!! (2017年2月6日 22時) (レス) id: 0c9f715516 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukiっち
| 作成日時：2017年2月6日 17時
