光の貴方と影の私【JK】

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YOU SIDE
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起きたら時間は約11時だった。
あのままグクの腕の中で、目を閉じたから…

グクは布団を持って来てくれた。
そして一緒に暮らしてるというメンバーにも私のことを話しておいてくれたらしい。

何から何まで…
自分の無力さを痛感させられている気分。



でも１つ、こんなんじゃ足りないけど私にももしかしたら役にたつかもしれないって事があった。
彼らは明日8時にはお仕事で家を出るらしい。

忙しい彼らにお弁当を作ったらどうだろう。
車で移動するときに食べてもらったらいいんじゃないか。
起きたらすぐに家を出るって行ってたし…



「そうしよっ」



勝手にごめんなさい、そう思いながら冷蔵庫を開けると男性だけで住んでると思えないくらいしっかりと食材や調味料がある。
うん、6時に起きて朝ごはんの支度をしよう。





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SJ SIDE
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ピピピピッ



SJ「んっ…」



6時半の目覚ましで目を覚ます。
昨日社長に飲まされて気分が悪い…もうちょっと寝てたいな…。

でも僕は弟達に朝ごはんを作らなきゃいけない。



SJ「頭いた…」



頭痛を和らげるように頭をポンポンと叩きながらキッチンに向かう。

…？いい匂い…



SJ「誰…？」

「あっ…ジンさんおはようございます。Aと言います…キッチン勝手に借りてすみません…」

SJ「ああ…名前覚えててくれたんだ！寝起きなのに…笑 全然大丈夫！その量…もしかして僕たちに作ってくれてる？」

「嫌なら持って行かなくてもいいんですけど、朝早いと聞いたので、車の中で食べれたらなと思って。私が仕事が見つかるまで泊めてくださるとのことでこれくらいはしないと…」

SJ「ええ！？ありがとう！！」



え、いい子。
作っているのはおそらくソルロンタンとキンパ。



「昨日お酒を飲んだと思って、二日酔いに効くソルロンタンとスタミナつけるためのキンパです。ソルロンタンは水筒に入れますね^ ^」

SJ「わー…ほんとに嬉しい…いつもは僕がご飯担当なんだけど作ってもらえるのってこんなに楽なんだ…」

「今日はご飯作っておくのでもうひと眠りしてきてください！8時までまだ時間あるので。」

SJ「お言葉に甘えてそうさせてもらうよ。本当ありがとう！」

「とんでもないです…！おやすみなさい！」



やー…ほんと気分いい。
朝ごはん作らないのがこんなに楽だなんて！

二度寝最高！！








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