光の貴方と影の私【JK】

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YOU SIDE
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どうしたものか。
ファーストキスがこんな風に終わるなんて夢にも思わなかったな…
グクは最近ご飯の時だけ部屋から出てきて食べ終わるとすぐに部屋にこもっていた。何か嫌われるようなことをしただろうか、そんな風に思っていた時だった。ググとキスをした。

嫌なわけ無い、私はグクが好きだから…
でもこんなに悲しいのはなんでだろう。


“前に僕になんでもするって言ったじゃん？だからキスした。”


好きだって言われるのを期待していたのかもしれない。
でもあんなに色っぽい顔をしてキスをされたら、そんなのずるいよ。頑張って隠そうとしていた気持ちが溢れ出てしまいそうになる。



YG「お、A。いいところに来たな、お腹空いたんだけどなんか作ってくんね？」

「あ！ユンギオッパ。何食べたいですか？」

YG「なんでもいい……なぁお前なんかあったろ。」

「え？」

YG「言ってみ。」



関わっている中で勘がいい人だとは気づいていたけどここまでってすごいなぁ…

ユンギオッパは実は誰よりも人を見ていて、考えている。ユンギオッパには隠し事できないな。

パパッと作った料理を出して話をする。



「あの…実は、私グクが好きなんです。」

YG「ん。だろうな。」

「バレバレでしたか！？」

YG「まぁ俺しか気づいてないと思うけど。で？」

「さっき、ググからキスされたんです。私嬉しくて…でもグクは私のことを好きなんじゃなくて、借金を払ったからって言う理由みたいで…なんというかただ満足のためにキスされたのが悲しくて。」

YG「…あー…。グガらしいな。」

「え？」

YG「多分大丈夫だと思う。でもなんかあったり、それ以上のこと求められたりしたら俺に言え。」



ユンギオッパは何かわかったような反応をするのに、思ったようなアドバイスは帰ってこなくて。



YG「または、お前に勇気があったら…好きって言え。」

「そんなの無理ですっ」

YG「ま、俺が言えんのはこんくらいだな。安心しろ大丈夫だから。」



そう言って私の頭をポンポンしながらご馳走さまと部屋に戻っていく。

もし私が好きと言って変わるなら今すぐにでも。
でも…ただ欲を満たす道具として使われているだけだとしても私は逆らえる分際では無い。

好きな人とのキスって例外なく幸せなんだと思ってた。グクを好きにならなかったら悲しくなかったのだろうか。








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