光の貴方と影の私【JK】

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僕は朝に弱い。
でも今日はAの荷物を取りに行くというお仕事があるので早めに起きる。

朝9時。僕はリビングに向かう。



「あ！おはようグク！起きたの一番早かったね笑」

JK「え、まじ？笑」



僕がメンバーで1番はやく起きる日が来るなんてな…
Aはすぐに僕の朝ごはんを用意してくれる。



「はい、どうぞ。」

JK「ありがと。僕が食べ終わったら出よっか？」

「うん！そうする。ありがと〜^ ^」



食べ終わって、運転だけだとしても顔がバレる可能性があるからマスクをして車を取りに行く。

たくさん荷物があるだろうと昨日事前にヒョンに大きめの車を借りておいた。



JK「おまたせ〜」

「お願いします！道説明するね…」



Aがちょっと待っててね！住んでいた家に着くとたったの10分足らずで車に戻ってくる。



「ありがとう。おっけいです！」

JK「え？荷物それだけ？」

「あぁ…笑 少しでもお金になればと思って色んなもの売ってあったから、本当に着替えだけなの。笑」



僕は割とファッションが好きで色んな服を持っているから感覚がおかしいのか…
着替えだけと言っても１つのカバンに収まるなんて少なく感じる。

カバンの隙間からチラッと見えるのはＴシャツとスキニーが2セットくらいだ。確か、Aを助けた日も同じような服だったと思う。



JK「…いつもその格好？」

「アイドルからみたらびっくりだよね笑 オシャレする時間もお金もなかったし…あ！でも私は洗い替えさえあれば十分だから！^ ^」



あ、まただ。
どうしようもなくAを抱きしめたくなるこの気持ち…

運転中だから無理だけど、



JK「じゃあさ、僕がAにコーディネートしてもいい？」

「え？」

JK「ほら、敷地内ののモール、服屋さんもたくさんあるから。あそこなら僕も変装必要なくて楽だし。ね？」

「いや、私お金ないしこれで…」

JK「僕がAにプレゼントしたいの。異論は認めません」

「ええ…」



可哀想だからじゃないよ。だからそんな顔しないでよ。

僕はAに幸せになって欲しいんだ。もっと笑って自分を出して欲しい。
まだ若いんだからやりたいことをやる、したいことをする大切さをわかって欲しい。

Aとショッピング…
店員さんからはどんな風に見えるかな、兄妹みたいに見えるかな。
ずっと妹が欲しかった僕は思わず笑みがこぼれた。








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