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テヒョンイオッパのところに戻って病院を後にする。
TH「よし、帰ろっか！」
「うん！」
帰宅途中、色々とおしゃべりしながら帰っている時、携帯が鳴る。
「あっ、ジミンさんからだ…」
TH「なんだって？？」
「明日、空いてる？？って。」
TH「空いてるでしょ？早速デートじゃん！」
急すぎて戸惑うけれど、たしかに明日は予定がない。
空いています！と返事をすると、ご飯を食べに行かないかと言われる。
「オッパァ…緊張するよ大丈夫かな…」
TH「大丈夫大丈夫！ほら貸してみ！」
「あ！ちょっと！」
オッパはヒョイっと携帯を取って、楽しみにしています！と勝手に返事をしてしまう。
「もう〜〜！」
二ヒヒといたずらに笑うオッパ。
もう返事をしたからには行くしかないわけで…
ジミンさんからも僕も楽しみにしてる。と返信が来ていた。
「ジミンさんって、彼女、いないの…？」
TH「いるわけ！いたらAのこと紹介してないよ笑」
「それもそうか。いい感じに、なれるかなぁ。」
TH「あいつはマジでいいやつだよ。俺が保証する。それに、俺はジミナとA、うまく行く気がするし、親友と妹がカップルになるなんてこれ以上嬉しいことはないね。」
「ちょっと、気が早いよ笑」
そうなれたら、いいんだけどね。
もしジミンさんが私を好きになってくれたとしても、私の病気を受け入れて恋愛をしてくれるのだろうか。
長く生きられないということはもし付き合ってずっと続いて結婚したとしても、旦那さんよりも先に死んで、ひとりぼっちにさせてしまうということ。
もし、子供が生まれたら？
早くにお母さんをなくし、母親の愛情を知らずに生きることになる。
考えれば考えるほど、やっぱり私は恋愛をすべきではない。そう思ってしまう。
TH「ねーA。」
「あ、ごめんぼーっとしてた笑 なあに？」
TH「俺はエスパーじゃないから今Aが何を考えていたのかわかるわけじゃないけど、我慢しちゃダメだよ。」
「…え…？」
TH「自分の気持ちに正直に。わかった？」
ううん、オッパはエスパーだよ。
「っ…うん…ありがとう。オッパ、大好きだよ。」
さっきは言えなかった大好きの気持ち。
ここで伝えさせて。
TH「いーってこと！^ ^」
どこか照れ臭そうに笑い、嬉しそうなオッパ。
私、本当にテヒョンイオッパが実のお兄ちゃんで、本当に良かった。
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作者名：ユミン | 作成日時：2019年6月11日 22時
