僕は君を選んだ。【JIMIN】 (ページ33)

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YOU SIDE
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ジミニオッパと一緒にいて、後悔なんて一回もしなかったよ。

人生初めてのキスをして、オッパと一緒になった。それは恥ずかしいけれど、ずっと鮮明に思い出せるほど幸せでジミニオッパをさらに好きになる瞬間だった。
２つベッドがあるのに１つのベッドでくっついて寝たり、夜中に映画を見たり…
夢だったことたくさんできた。

半年経っても弱る気配のない私たちはこのまま生きていけるんじゃないか、そう思って過ごしていたある日、急激に病状が悪化し始めたんだ。

ジミニオッパのお友達が来ても、ジョングガが来ても、家族が来ても、思うように反応ができなくなった。

辛かったけど隣でずっと手を握っていてくれるジミニオッパを見たら幸せだった。

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TH「…っ…死ぬなよ…！！！やだよ！！！Aも…2人とも俺を置いていかないで…！」

今日はテヒョンイオッパの様子が変なの。
オッパ泣かないでよ…こっちが泣きたくなっちゃうよ…。

TH「ジミナァ、ジミナ！！！！ダメ！いかないで、行かない…で…！！」

テヒョンイオッパの言葉に、ふと横を見る。
ジミニオッパが息をしていない。

よかった。死ぬのが私が先じゃなくて。
私が先に死んだらジミニオッパは絶対に悲しんだ。
俺のせいだって。
違うんだよ。私の人生は短いけれど、私に大切なものを教えてくれたのはジミニオッパ、あなただった。

私、ジミニオッパを好きになってよかった。
これからも愛しています。

泣いてるテヒョンイオッパが気づくように大きめに体を動かす。

TH「A…」

すごく動かしづらいけどオッパにこれだけは伝えたいの。

オッパの妹でよかった。オッパ大好き。

これが限界だった。

TH「オッパの妹で、よかった、オッパ、大好き…A、そう言ったの…？」

コクコクと小さく頷くとテヒョンイオッパは子供みたいに大きな声を上げて泣きじゃくった。

泣かないで、本当にAとして生まれてきてよかったよ。

ありがとう。

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