僕は君を選んだ。【JIMIN】 (ページ32)

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余命2ヶ月。
そう言われた頃から2人とも病状が一気に悪化していった。

そして今、僕とAちゃんは会話ができない。
隣にいて手を繋いでいる、その握る力でお互いに生きていると確認している。

そしてテヒョンアが1人で面会しに来てくれた。

TH「…2人とも…大好きだよ。僕の妹になってくれて、僕の友達になってくれてありがとう。本当に大好き本当に本当に…」

ボロボロと涙を流しながらテヒョンアは言う。
やだなぁまだ僕は死なないのに。
テヒョンアに僕達はどう見えているんだろう。

僕もテヒョンアが大好きだよ

そう伝えたくて精一杯口角を上げる。

TH「ジミナ、笑ってくれたの？」

そうだよ、お前が大好きだって伝えたいんだよ

TH 「…っ…死ぬなよ…！！！やだよ！！！Aも…2人とも俺を置いていかないで…！」

力を振り絞ってAちゃんを見ると静かに涙を流していた。

Aちゃんにも、テヒョンアにもこんな顔させたくないのにな。でも僕が泣いたらお前はもっと泣くよね。

Aちゃん
僕を好きになってくれてありがとう。それとごめんなさい。僕が感染しなかったら、そもそも僕と出会わなかったら…なんてそんな綺麗事は言えないよ。

何より僕は君を選んだんだ。

僕は彼氏らしいことしてあげられたかな？不満があったらごめんね。天国で聞いてあげる。僕、Aちゃんとこの1年過ごせて本当に幸せだったな。ありがとう。愛してるよ。

テヒョンア
1番の親友。お前の妹がAちゃんだなんて運命の他の何でもないよな笑お前の気まぐれなとこ、子供っぽいところ、だけど悔しいくらいにイケメンでいざという時男らしいテヒョンアがめちゃくちゃ好きだ。お願いだから泣かないで。僕らの分まで精一杯生きて。

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TH「ジミナァ、ジミナ！！！！ダメ！いかないで、行かない…で…！！」

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