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YG SIDE
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今この状況を、ジミナはどんな気持ちで見てるんだろうか。
自分のことでこんなに言い争いになっているのに部屋から出ることはできなくて、辛いだろうに。
なぁジミナ。お前は何を望んでいるんだ？
俺は本当に、ジミナはいろんなことに対して人一倍我慢してきたやつだって思うんだよ。
本当はどうなんだよ。最後の最後くらい足掻けよ。
見ててわかるよ。Aって子はジミナのことを可哀想だとかそういう気持ちでいてあげたいんじゃないって。
ふと部屋を見るとジミナが俺を手招きする。
JM「ヒョン…僕って今、何するのが正解なんでしょうか。」
どうやら俺にアドバイスを求めているんだと思う。
YG「そうだな。じゃあなんで、テヒョンアの妹はあんなに必死に家族全員に反対されてまで、寿命を縮めてまでお前と会いたいって言ってるんだと思う？」
JM「…かわいそうだから、ですか…？」
YG「俺、昔から人の気持ちを考えすぎる性格だったから、大体はどんな気持ちかとかわかるんだよ。自分で言うのもなんだけど。」
JM「はい。」
YG「よく見ろ。Aの表情。家族に訴えている表情。あれを見てもかわいそうって思われてるからだと思うか？」
ジミナは苦しそうにわかりませんと言った。
YG「俺には、お前が好きで好きでたまらないんだって、私は好きな人といたい、お前に触れたいんだって。そんな表情に見えるわ。」
JM「…っ」
YG「理由なんてひとつだろ。お前が好きだからだよ。だからあの子はあんなに必死なんだ。」
俺が言えるのはこれくらいだよ。
後はジミナ。お前の行動でテヒョンアや、家族を納得させられると思うんだ。
YG「ガラス越しにはなるけど、ジミナの気持ちをぶつけてみろよ。正直な気持ちを。もし本当に入って欲しくないんだったらそれを言えばいいし、Aといたいんだったら、そう言うんだよ。」
JM「…っはい！」
ジミナは部屋の中からすみません、聞いてください。としっかりと聞こえるように声を出した。
がんばれ。ジミナ。
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作者名：ユミン | 作成日時：2019年6月11日 22時
