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TH SIDE
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暇だなあ
昼寝でもしようか、そう思ってた時だった。
「ねぇ、オッパ？お部屋入ってもいい？」
ちょうどAがやってきた。ゲームでも一緒にしたいのかな。暇を潰せそうだ。
TH「どうぞ〜 わ！どうしたのA！！」
「オッパ、私…失恋しちゃった…笑」
泣いてパンパンに腫れた目を擦りながら無理して笑って言うA。
どういうこと？ジミナがAを振ったのか？
TH「とりあえず隣おいで。よしよし。」
Aが恋に苦しむことなんて今までなかったから俺はどうしたらいいのかわからない。
誰か妹が失恋した時の慰め方を教えてください。
「ジミニオッパね、好きな人がいたみたい。」
TH「…は？」
「もちろん私じゃなくてね。だからもう会えないって。」
妹を傷つけたジミナを許せないという怒りの感情と一緒に心のどこかでそんなはずがない、そう思う自分がいる。
ジミナとは大学も一緒で、2人でいることが多いけど俺といるときはAの話でデレデレしてたし、俺が思わず二度見してしまうくらいめちゃくちゃセクシーな美女がいても気づきもしない。
そんなジミナが好きな人がいるからなんて、ありえない。
でも俺の可愛い妹を傷つけたのは事実だよ。
ジミナ、お前は俺を怒らせた。親友だから大体ジミナの思ってること感じ取れてたけど、今回はわからない。
TH「初恋は実らないって言うし…Aを傷つけるようなやつにはAを渡せない。絶対もっといい男がいるから…すぐ忘れるよ。」
フォローになっているのかはわからない。
「ありがとっ…頑張るね。」
TH「うん。俺の妹は世界一可愛いからね。めっちゃいいやつ現れるよ。」
とりあえずAが落ち着いて部屋に戻ったらジミナに電話をしよう。
マジで何考えてんだ？妹のためにこれを聞くのは俺の役目だから。
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作者名：ユミン | 作成日時：2019年6月11日 22時
