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やっと涙も止まり落ち着いてきた頃。
TH「そろそろ出る？」
「そうですね、？」
TH「ね、家寄ってかない？」
テヒョンイオッパにその気があるのかないのかは分からないけれど、私の頭はさっきのテヒョンイオッパしか浮かばなくて、顔を赤くしてしまう。
「えっ、えっと…」
TH「あーもうなんでそんなに可愛いの。“オッパに襲われちゃう”って思ってるの？？笑」
「ああ…からかわないでください…T_T」
TH「ふふ笑 でも襲うのは大正解です。」
改めて言葉にされるから恥ずかしくてここから逃げちゃいたいくらい。
せっかく思いが通じ合ったっていうのにこんなんじゃ…テヒョンイオッパが目の前にいてドキドキしない日なんてくるのかな。
TH「ま、ダメって言っても連れて帰るからね。拒否権なし、だよ？」
可愛い笑顔でそう言われて、私はきっとこの人にずっと振り回されて、虜になって、離れられなくなるんだろうなと思う。
でもそれを望んでる。
「オッパ」
TH「んー？」
「私、本当に本当にオッパが大好きです。」
さっきはしっかり言えなかったから。
テヒョンイオッパを好きになってから気づいた教訓。
ちゃんと言葉にすること。言葉にして伝えること。
TH「…」
「…？」
TH「車飛ばします。」
そう言って違反ギリギリの速度で車を走らせるテヒョンイオッパ。
正直、危なっかしくて笑ってしまう。
「危ないですよ…笑」
TH「1秒でも早く抱きたいからね」
「そんなに急がなくても、逃げないですよ？笑」
TH「逃すどころか、ベッドに縛りつけるよ？」
「えっ？」
冗談なのか本気なのか分からない。
ただ分かることは私は隣で運転してるこの人が好きだということ。それだけで十分だ。
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作者名：ユミン | 作成日時：2020年4月25日 21時
